キャッシュレス社会の意外な現象。お賽銭の小銭が不足!
『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)で朝10時過ぎに放送される「10時のつボ」では、「虫のコーナー」や「ラブホのコーナー」など、硬軟取り混ぜたさまざまなコーナーが乱立しています。その中で比較的新しくできたのが「いいこと思いついた!」というコーナー。「このような時、どうしたら良いのだろう?」と困ったことに対して、いいことを思いついたリスナーさんから答えをもらおうというコーナーです。1月21日の放送では、初詣などで入れるお賽銭にまつわる悩みとその答えについて、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを紹介しました。
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お賽銭といえばリッチな方でない限りはだいたい小銭、珍しいケースでは年末ジャンボ宝くじというものもありますが、最近は電子マネーの普及により、手元に小銭がなくて出せないといった悩みが増えていそうです。
「リスナーさんはお賽銭の準備をどうされているか、聞いてみたいです。
昨日母は5円玉がたくさん欲しかったため銀行で両替をしようとしたら、50枚までしか両替できなかったそうです。以前は100枚できたそうです。
僕は1円玉、5円玉は貯金箱に貯めてお正月のお賽銭に使ってました。
3か所の神社だけで計9か所お賽銭箱があるので、貯まった小銭を家族で分け合って使用していました。
しかし、このところ電子マネーの使用が増えたために、小銭がほとんど貯まらなくなってしまいました」(Aさん)
両替できる意外な場所
以前はお釣りで細かいお金をもらうと財布が重くなったものですが、最近は現金を出すこともめっきり減りました。
ただ、灯台下暗しのような場所で、実際に細かく両替してもらっているという投稿も届きました。
「御朱印をもらいに行ったり、知多四国霊場巡りとかしておりますと、神社仏閣で両替してくれることが結構あります。お賽銭用にちょくちょく両替してもらっております」(Bさん)
もちろん、神社仏閣によって両替してもらえるかどうかは異なります。小銭がないとあきらめる前に確認してみてはいかがでしょうか。
大量の小銭をどうする?
逆にお賽銭を納められた側でも、小銭に関する悩みはあるようです。
「大量の小銭を金融機関に預けると手数料がかかるという問題ですが、手数料は金融機関から神社へのお賽銭として負担するというルールを作ってほしいです。太っ腹だと世間の見る目が変わると思います」(Cさん)
「代々氏神様のお守りをしている立場の私ですが、多くはありませんがお賽銭の管理もしております。
賽銭箱の中にはお賽銭以外にも落ち葉の植物片なども入り込んで汚れているものもあります。
預け先の金融機関では両替は枚数に応じて手数料がかかりますが、預け入れではかかりません。
でも、汚れている貨幣を機械に入れると故障の原因になるとのことで、定期的に回収する度に1枚1枚洗って台の上で干しています。
昨日も仕事の前に神殿、拝殿の掃除や供物を供え、祝詞の後にお賽銭を洗いましたが、冷たかったです。
額としては多くありませんが、氏子が減っている昨今、貴重な運営費となっています」(Dさん)
今や両替の手数料がかなり高額となっていることから、お賽銭をQRコード決済で納めるという神社が出てきたというニュースを聞いたことがありますが、将来はそれが当たり前になるかもしれませんね。
(岡本)