今すぐできる!手軽に取れる7つの休養タイプとは
忙しい毎日。活力が足りなくて、常に疲れたまま生活をしてるという状態になってくると思います。たくさん寝ても疲れが取れない…という経験は多くの人にあるのではないでしょうか?実は休養にはこれだけではなく、7つのタイプがあるんだとか。11月4日の『CBCラジオ #プラス!』では、『休養学 あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社)の著者・片野秀樹さんが正しい休養の取り方について紹介しました。
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片野さんによると、人は活動→疲労→休養→活力→活動という循環で生活をしています。
毎日元気に過ごすためには、この活力を高めた上で活動に戻る必要があるんだとか。
そのためには攻めの休養が大事ですが、この休養には7つのタイプがあるそうです。
まず、休養には大きく分けて『生理的休養』『心理的休養』『社会的な休養』の3つがあります。
生理的な休養には『休息タイプ』『運動タイプ』『栄養タイプ』というの3つのタイプが存在。
心理的な休養には『娯楽タイプ』『造形・想像タイプ』『親交タイプ』の3つが、そして社会的な休養は『転換タイプ』が。合わせて7つのタイプの休養の方法があります。
これをいかに自分の生活環境の中で上手に複合的に組み合わせて取るかというのが、攻めの休養に大切なことです。
栄養タイプ、親交タイプ
ではこの7つのタイプの組み合わせにおいて、どういうこと意識すればいいのでしょうか?
まず片野さんは一部のタイプの詳しい解説をしました。
『栄養タイプ』とは栄養を摂取するということではなくて、身体を胃腸系とともに休ませることだそうです。
疲れた時、脂っこいものや甘いものが食べたくなりますが、胃腸系も休ませなければいけません。
「休養学」では栄養は食べないという選択が必要です。
この胃を休ませるということがアンチエイジングに繋がることは確認されているので、身体には良い行為とされています。
そして『親交タイプ』は他人と会話をする、森林浴、動物と親交することなどだそうです。
転換タイプ、造形・想像タイプ
続いて『転換タイプ』の典型的休養は旅行。
ただ旅行に行くことができない場合は、目の前の机を整理したり、部屋の掃除、部屋の模様替えなどの手軽な方法も効果的です。
さらに手軽なのは、洋服を着替えること。これだけでも気分がスッキリします。
片野「整理整頓もそうですよね。お掃除してないお部屋だとやはりちょっと良くないですけれども、スッキリしてお掃除を終わるとなんか安らぐいう感じになると思うんですね」
気分転換のために旅行に行く…ここまでしなくても、自分の身の回りを少し整理するだけでも効果的です。
最後に『造形・想像タイプ』について。これは日曜大工をしたり、料理をすることが該当します。
人は何かを作っている時、ストレスを忘れる傾向になるのは没入しているから。
その時ストレスから離れられるので、心理的な分離ができるということです。
他にもマインドフルネスとか瞑想などをしなくても、その場で目を瞑り、何か楽しい思い出や推しを思い出したり、ニヤっと笑ってしまうような過去のエピソードを思い出すだけで休養になります。
いつでもどこでもできる一瞬の行為ですが、それ自体が心の安らぎになるとか。
どう組み合わせる?
CBCアナウンサーの光山雄一朗も、無意識のうちに造形・想像タイプの休養をとっていたようです。
光山「仕事でうまくいかなかったなってことがあったりした時に、 料理だと忘れられ無心になれるっていうので料理をしていたんですよ」
片野さんによると、この行為にさらにプラスして他のタイプの休養を組み合わせることができます。
まず、誰かと一緒に料理を作れば会話が生まれ『親交タイプ』が取れます。
さらに出来上がった料理を近くの公園で食べる計画を立てそこまで歩けば『運動タイプ』になり、公園の自然との『親交タイプ』、いつもと違う場所に行く自体が『転換タイプ』になり、同時に4つの休養が取れることになります。
いかにタイプをミックスして休養できるかが攻めの休養のポイントです。
片野さんが実践している休養
普段、片野さん自身は『想像タイプ』を上手に取ろうとしています。
仕事の途中でリラックスしたいと思った時、空を見上げるんだとか。
ビル群に囲まれた景色を常に見ていると気分が滅入ってしまうため、青空を見たり、雲の動きを観察するそうです。
どこでも一瞬でできるので、あなたも疲れた時は、まず空を見上げるところから始めてみてはいかがでしょうか?
7つのタイプの休養を手軽にたくさん取り入れて、忙しい毎日を乗り越えていきましょう。
(ランチョンマット先輩)