残留争いに巻き込まれたくないグランパス、ベルマーレ戦の結果は?
8月17日、ホームの豊田スタジアムでのJ1第27節・サンフレッチェ広島戦で、完敗とも言える試合をしてしまった名古屋グランパス。26日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、「連敗だけは避けたい」と願う城所あゆねが、24日にレモンガススタジアム平塚で開催された第28節の湘南ベルマーレ戦へ駆け付けます。
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17日にホーム豊田スタジアムでサンフレッチェ広島と対戦したグランパスは、残念ながら、1-2で敗北。
城所「しかも広島に負けてしまったこの悔しさ。なぜなら、広島とルヴァン杯で9月4日と8日に準々決勝ホーム&アウェイで対戦するから、勢いをつけておきたかった」
前半はFWのキャスパー・ユンカー選手がFC東京戦(5月15日のJ1 第14節)以来のゴールを決めたこと、GKランゲラック選手のスーパーセーブ連発など、いい材料がありました。
しかし後半には大きな課題が。何より1点返すのが遅すぎたこと(後半43分)が全ての敗因です。
城所も「もう少し早い時間帯で1点返せていれば、試合展開も変わったはず」と仮定の話をしても仕方ないけど…と悔みます。
負けても内容のある試合なら納得
この試合について、リスナーからも意見が。
「勝てなかったけど、ユンカー選手のヘディングでの得点が良かったです。昨季は、交代投入された選手の得点が全くありませんでしたが、ユンカー選手は交代で入って決めてくれました」(Aさん)
城所「そう、昨季はそんなこともありましたね。それに比べたらよくなってると思ってプラス思考で行きましょう」
「負けたけど、ユンカー選手がゴールした後のスタジアムの熱気にしびれました。あの熱気があるからまた応援に行きたくなる」(Bさん)
どんな強いチームでも、勝ち続けることは不可能である以上、負けたとしてもサポーターに「また観に行きたい」と思ってもらえる試合をすることが大事と城所もうなずきます。
今回のユンカー選手のゴールは、まさにサポーターを歓喜させるものでした。
毎回、ドラマティックな試合をすることは難しいですが、それでも選手やチームは全力を尽くして魅力あるサッカーをみせてほしいところです。
また、20日にはボリビアのオールウェイズ・レディからMFホセ・カラバリ選手の加入も発表されました。元エクアドル代表ということで、戦力アップが期待されます。
虎の子の1点を守り勝利!
この週はもう一試合、24日にアウェイのレモンガススタジアム平塚で行われた、J1第28節・湘南ベルマーレ戦がありました。
城所「1-0で勝ちました!ただ私が夏バテ気味で、周りの方に助けられたりしたこともあって後半をよく観れていなくて。評価しづらいところはありますが、勝てたのはうれしい。ただ追加点があれば、もっと安心して観戦できたかなと」
試合は前半7分、MF三國ケネディエブス選手のヘディングシュートで先制。試合全体を通して、湘南が主導権を握る時間帯が多く、グランパスは数少ないチャンスで決めて守り切った印象でした。
湘南は現在J1残留争いの渦中にいるため、どんな形でもいいから勝利が欲しいという状況です。そのため、果敢に何度も攻撃を仕掛け続けますが、最後の精度が悪くゴールできず。ただ、グランパスの守備陣にとってはやりにくい相手でもありました。
前半7分に先制し、その後追加点があれば城所が言ったようにサポーターも余裕を持って応援できたはず。かなり焦れる展開となりました。
これで、グランパスは26日時点で11位と順位がアップ。次の試合は、31日にJ1第29節・ホーム豊田スタジアムで、26日時点12位のアルビレックス新潟と対戦します。
まずはここで勝利し、5月以来の2連勝をもぎ取ってから、その次のルヴァン杯準々決勝第一戦につなげたいところです。
(葉月智世)