幼い頃に知ってしまった間違った快感。障害や不妊症の原因にも!
7月28日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』に、相談が寄せられました。こどもの頃から「床オナ」の快感を知ってしまい、彼女ができても普通のセックスでは気持ちよくなれないとのこと。この悩みに対し、「福元メンズヘルスクリニック」院長で泌尿器科医の医師でありTENGAドクター福元としても活躍している福元和彦医師からパーソナリティの八木志芳がアドバイスを聞きました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く小学3年生で知ってしまった性の快感
「床オナを小学生3年生の頃から毎日しています。大学生になって彼女がたくさんできたんですが、誰とも気持ちよくなっていません。どうしたらいいでしょうか?」(Aさん)
まず、「床オナ」とは何なのか福元医師が説明しました。
福元「床やベッドにペニスを(強く)押しつけたり、こすりつけたりしてマッサージ(オナニー)すること」
福元医師のもとにも、よく「床オナ」で悩む人たちが相談に来ているそうです。
Aさんは「小学生3年生から」ということなので、射精がまだない頃に亀頭を圧迫して全体重をかけてグリグリすることによって快感を得ていたのだろうと推測する福元医師。こういう方たちの問題点について話を続けます。
福元「もう大学生なので、10年以上(床オナを)やってるので、多分、勃起もあまりしない。勃起をしないで射精してしまう癖がついてる」
八木はまったく知らなかったようで「勃起せずに射精できるの?」と驚きます。「できる」と福元医師。
不妊症の原因にもなる「床オナ」
この「床オナ」は強烈な力を亀頭にかけて快楽を得ているので、なかなか本番のSEX時には再現できません。なので、マスターベーションでは射精できるのですが膣の中ではできない人が多いと福元医師。
福元「僕らはこういう方々のことを『膣内射精障害』と呼んでいる。彼女との仲が悪くなったりもするけど、不妊症の原因にもなる」
どうやって治していくのかと尋ねる八木。
福元「結婚しないと思っていれば全然(治さなくても)いいと思うけど、Aさんは誰とも気持ちよくなっていないと。気持ちよくなりたいと思っているなら治さないといけないという前提がある」
その上で、福元医師がドクターを務めているTENGAで扱っている、膣内射精障害を矯正して膣内で射精ができるようにリハビリするグッズを使用して、治療するそうです。まず締めつけが強いモノから段階的に柔らかいモノへと、刺激をだんだん和らげて射精できるようにするそうです。
八木は、強い刺激に慣れている人が弱い刺激で射精ができたとしても、本当の気持ちよさを感じられているのかと懸念します。
福元「そもそも気持ちよくないと射精しない。気持ちよければ射精するから絶対大丈夫」
八木「そういうトレーニングをしていけば?」
福元「そうです。例えば挿入した時の男性器で味わう女性器からの温もりとか、そういうのをしっかり味わわなければうまく射精できないというところ」
治療は早ければ早い方がよい
八木「矯正トレーニングってどのぐらいで変わる?」
福元「床オナは結構時間がかかって…半年ぐらいが最短」
床オナの治療は難しいところもあるそうなので、治すのならば「早ければ早い方がよい」と言われているそうです。
八木は「年齢の問題?」と尋ねます。
福元「はい。大体、結婚した後に妊活で来られる方が多い。そうなるとなかなか難しい。人工授精とかおすすめしたりするんですけど…不妊症ですね」
福元医師は、こういう悩みはメンタル的な部分もあるのであまり焦らなくてもいいとしつつも、Aさんはまだ若いので、気持ちよくなりたいという欲求があるのなら、ぜひ治療を始めてほしいと促しました。
(野村)