入社2年目さわやかアナウンサーが、愛知県犬山市の町中華の異色メニュー『どんでん丼』を調査!地元の愛されフードに迫る!

入社2年目さわやかアナウンサーが、愛知県犬山市の町中華の異色メニュー『どんでん丼』を調査!地元の愛されフードに迫る!

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、町に根づく愛されフード。CBCアナウンサー2年目、神戸生まれ東京育ちの松本道弥アナが調査します。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

今回は、愛知県犬山市。国宝“犬山城”で知られるこの地域の愛されフードは、『どんでん丼』です。城下町で聞き込みをすると、甘辛いタレで味付けして焼いた豚肉をのせた丼で、『どんでん丼』という名前は“犬山祭”に関係するらしく、老舗中華料理店の『池田屋』が出しているメニューとのこと。

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地元の人たちに長年愛されているという『中華料理 池田屋』。五目あんかけラーメンや餃子など気軽に味わえる町中華のメニューが揃う中、『どんでん丼(715円)』はちょっと異色。
こんがり焼かれた豚肉と、焼き海苔の香りが食欲をそそる丼です。

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豚肉は、飛騨高山から仕入れる肩ロース。それに、たまり醤油・みりん・砂糖などを合わせた秘伝のタレを絡ませて、フライパンでこんがりと焼き上げます。
ご飯にも秘伝のタレがたっぷり。肉を豪快にのせたら、覆いつくすように焼き海苔をトッピング。「すごく柔らかいですね。肉の旨味も口の中に広がっていく…。肉汁と甘辛ダレが染み込んで、ご飯がめちゃくちゃ進みます」と松本アナも絶品の味を堪能します。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

元々は昭和2年、小料理屋として始まった『池田屋』。いまは亡き2代目が、東京の中華料理店で修業をし、結婚後、実家に戻って店を継ぎました。
現在は2代目女将と共に、3代目になる息子さんが店を守っています。
犬山に来た当時のことを女将さんに聞くと「55年前、丼はありました」と、初代女将が料理本をヒントにアレンジしたという丼を出していたことを教えてくれました。独特の甘辛ダレをつけて焼いた豚肉がお客さんに評判で、2代目が中華料理店としてスタートしてからも、このメニューは続けたのだとか。
女将さんは「だから、この料理はお義母さんが遺してくれた財産なんです」と語ります。

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そして、もう一つ気になるのは、『どんでん』という特徴的な名前の由来です。
4月に行われる犬山祭では車山(やま)が巡行しますが、その際、後輪を担ぎ上げて方向転換する様を“どんでん”といいます。2代目は犬山祭が大好きだったそうで、14年前に他界した後、3代目は祭好きな父を偲び、また、祭関係の方々が丼をよく食べてくれたという縁もあり、保存会に「名前を頂いてもいいですか?」とお願いしたところ、快諾を得られたことからメニュー名を変えたのだとか。
初代、2代目、3代目と味が受け継がれ、犬山祭に関わる名も付けられた『どんでん丼』。犬山への愛がこもった逸品でした。

(5月13日(金) CBCテレビ「チャント!」より)

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