造られたものの、使われず放置され続けている道にミキも興味津々
ミキの昴生と亜生の2人がMCを務める『道との遭遇』。全国の道に特化したVTRをミキが様々な視点で楽しんでいきます。
今回の案内人は、日本各地計50万キロ以上を巡り、道に関する本まで出版している松村真人さんが案内をしてくれます。紹介してくれる「道」は、「未成道」という完成されていない道。道路マニアだからこそわかる魅力を教えてもらいました!
国道バイパスの下に眠る“未成道”
東京都のベッドタウン、学生が多いイメージが強い八王子市。今回は、ここ八王子市にある道路。現役の道路として交通量が多い道の隣に、造られはしたものの道路として活用されず放置されたままの道があります。
松村さん曰く「片方だけ造って終わってしまった。計画道路かと思って調べたが、なにもでてこない。どうして生まれてきたかもわからない」と、道マニアが調べてもなぜこのような未成道ができたのか理由がわからないとのこと。
東京都・八王子市の“未成道”の謎を地元の方に聞き込み!
“どうして生まれてきたのか分からない、未成と現役がペアになっている謎の道路”ができた理由を地元の方に聞き込みを行っていると、詳しく知っている方に出会うことができました。
地元の方「将来 開拓をして、(山の向こう側に)道を用意する予定だった」
この話を受けて、松村さんのもう1つ疑問を抱いていた謎と合致したようで、
松村さん「この山の裏は八王子ニュータウンの端があり、立ち入り禁止区域があったんです。あの未成道は集落の拡幅用地ではなく、山を超えてこちら側までニュータウンを造ろうとした結果、造った道のようです。」
このプロジェクトが立ち上がったのはおよそ40年前。まだ今の八王子バイパスがなかった頃であり、ニュータウンを南へ拡大させるため、道路が造られ始めたのですが、色々あって途中で工事はストップすることに。
それ以降、今回訪れた未成道はどこにつながるわけでもなく、途中まで造られた状態で長年放置され続けているということでした。
松村さんは「未成道はこれがあるから面白いですね」と“今回の未成道巡り”を振り返っていました。
(5月3日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より)