新人アナが、愛知県安城市と刈谷市の地元に愛される人気メニューを全力で紹介!
その町以外ではあまり知られていないけど・・地元の人はみんな知っている! 町で生まれ、町に根づく愛されFOOD。CBC新人アナウンサー松本道弥が調査していきます。神戸生まれ、東京育ちで東海地方初心者の松本アナ。やってきたのは愛知県安城市。梨やイチジクなどの生産が盛んな、県下有数の農業大国です。
ほぼ安城市だけ愛されフードの『ぺきんはん』
安城市民なら、ほぼ知っているということですが、ホントでしょうか?名物聞かれたら北京飯」「安城市民なら知ってる」
安城市民からの知名度はかなり高いよう。早速、北京本店に向います。
中華料理の店として昭和36年に創業した北京本店。お昼時はいつも満席!みなさんのお目当てはもちろん!「北京飯」多い時には1日500杯で、注文の9割を占めています。
丼には高らかに『安城名物』の文字!ご飯とトロットロタマゴ、三河ポーク・モモ肉の唐揚げが見事な3重奏をかなでています。味の決め手は一度食べたらくせになる、特製の甘辛醤油ダレ。厨房で腕を振るうのは3代目店主杉浦充俊さん。
北京飯が誕生したのは今から59年前。誕生のきっかけは祖父の春夫さんの
「卵を炒めているときに、タレがこぼれた」というちょっとした失敗から。
これが意外においしく、改良してメニューに加えたのだそう。以来、常連さんに愛されるお店の名物に!
しかし、その味を受け継いだ2代目の父は杉浦さんがまだ学生だった19歳のときに他界。父親が亡くなってから見つかったノート。そこにはメニューの作り方が書き留められていました。そのなかに、北京飯のレシピも・・
父の残したレシピとお客さんのおかげで再現できた北京飯のタレ。
北京飯のタレには醤油と砂糖、そしてお酢が入っていてあとは企業秘密!3代目は、北京飯をもっと有名にしたいと、テイクアウトや通販でも楽しめるよう
缶詰まで作りました!「安城名物・北京飯。安城を全国に安城を世界に・・」
続いては愛知県刈谷市。こちらのほぼ地元だけ愛されフード『まんしゅう』」
刈谷市民の方の情報をまとめると、「有名だと思います。餃子の大判焼みたいな」
「昔から結構食べています。肉団子に餃子の皮」「おやき」「マルライというお店」
オーナーシェフの井野さんは名古屋でフレンチの勉強をして
店を継いだ2代目。ほぼ刈谷市だけ愛されフード。
萬(よろず)に焼くと書いて『萬焼』(まんしゅう)。餃子の大判焼とはよく言ったもの!
一口かめばうま味たっぷりの肉汁があふれだす、とってもジューシーな萬焼。
豚肉に名古屋コーチン、玉ねぎ、ニラ、にんじんなどの野菜もたっぷり練りこんだタネを特注の大きな焼売の皮でくるみます。うま味をぎゅっと閉じ込めるため、蒸し揚げた後、両面にこんがり焼き目をつけてカリカリの食感と香ばしさプラス!
この萬焼を考案したのが、先代であるご両親。
当時の人気メニュー、餃子と焼売のイイとこ取りをして他にはない新名物を作ろうと試行錯誤を繰り返したご主人。いろんな具材を詰め込んだ大きな焼売のようなものを作り、
これを蒸して、そのまま出そうしていましたが、奥さんが焼いてみたらと提案して・・
萬焼が完成!ところで、名前の由来は?
『家内が萬知子(まちこ)、萬知子が焼けと言ったから萬焼(まんしゅう)』
まさに夫婦二人三脚で作ってきた味。そして萬焼を刈谷名物にまで広めたのが2代目。
お店だけでなく、あらゆるイベントに出向いて『萬焼』を売り出し、その知名度をあげてきたのです。
1月7日(金)CBCテレビ「チャント!」より