昔は川だらけだった?渋谷・原宿エリアの歴史 川の上の道「暗渠道」とは?

2022年12月13日(火)放送
昔は川だらけだった?渋谷・原宿エリアの歴史 川の上の道「暗渠道」とは?

ミキの昴生と亜生の2人がMCを務める『道との遭遇』。全国の道に特化したVTRをミキが様々な視点で楽しんでいきます。

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

今回は道マニア歴13年の高山英男さん(高ははしごだか)と、都会の意外な場所にある“暗渠(あんきょ)道”を巡ります。

渋谷は暗渠のテーマパーク!?渋谷川が暗渠化された道

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

高山さんは、もともと川が流れていた場所の上にできた「暗渠道」をこよなく愛する道マニア。かつて川に掛かっていた橋の痕跡など川の名残を探すのが生き甲斐なのだそう。そんな高山さんと一緒に旅をするのは、ナイトクラブなどで活動するCYBERJAPAN DANCERSのメンバー・KAZUEさん。2人は高山さんオススメの東京・渋谷にある暗渠道を巡り、渋谷川の源流を見に行きます。

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

訪れたのは、渋谷の中心街より少し離れた渋谷川のほとり。当初は生活排水などが川に流されて異臭問題となり、高度経済成長期に川がフタをされて暗渠となった場所があると言います。

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

その暗渠化された場所を求め、渋谷川に沿って歩きます。すると、渋谷駅で渋谷川が途切れている場所を発見!その先の上流部分はフタをされ、暗渠化されているとのこと。2人は上流部分の暗渠道をさらに進んでいきます。

暗渠の宝庫!川や橋の痕跡が残る渋谷&原宿

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

渋谷駅前の明治通りから遊歩道「キャットストリート」を原宿方面へ歩くと、現れたのは宮下橋の跡。橋の名前が書かれた石が今も残されています。曲がりくねった道も川の蛇行の跡だそうで、暗渠道のあちこちには川や橋の痕跡がひっそりとたたずんでいます。さらに進むと、見えてきたのは段差のある道。

(道マニア・高山英男さん)
「ここも見どころ。段になっていますよね。これ昔の“護岸”なんですよ」

段差に見えている部分は、川と陸を隔てる護岸の名残だと高山さんは言います。渋谷川は昭和39年の東京オリンピックに合わせて、フタがされたり埋め立てられたりと数年かけて暗渠化。そのため、暗渠道や川の名残が渋谷周辺にはたくさんあるそうです。

静かに流れる渋谷川の源流

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

最後に訪れたのは、東京都渋谷区の北部にある「初台」。渋谷川の源流のうちの一つを見に行きます。民家が建ち並ぶ道を歩き、2人が辿り着いたのは細い水路。透き通った水が民家の脇を静かに流れていて、崖の下から湧き出ているのが見られます。

(道マニア・高山英男さん)
「これが渋谷川の源流。ここから下水に入って、さっき歩いてきた道の下を通って、渋谷川の方まで行っている」

(KAZUEさん)
「こんな静かに。愛おしいです」

キラキラした都会の雰囲気と地味な暗渠とのギャップが面白いと言う高山さん。馴染みのある道が暗渠道とは知らなかったミキの2人も、驚きと新発見の連続で「暗渠道は奥が深い!」と大いに盛り上がるのでした。

12月13日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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