未来の有名パティシエがここに!?マヂラブ、生徒たちのレベルの高さを実感!岐阜市『城南高校』製菓科
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、岐阜市にある『城南高校』です。昨年、高校生の和菓子作りの技術を競う“全国和菓子甲子園”で優勝を果たした、東海地方の高校で唯一という『製菓科』にマヂラブが向かいました。
おじゃましたのは、調理実習室。パティシエなどを目指す3年生の23人が、実習に励んでいました。クラス長に日々学んでいることを聞くと、「製菓衛生師試験(国家資格)に向けての栄養学・食品学などの勉強や、和菓子・製パン・洋菓子の実習」などで、在学の3年間で就職の際にも有利な国家資格の取得を目指しています。もちろん普通科目の授業もある中、週に2回、3時間の製菓実習があり、3年間で250種類以上のレシピを学びます。
この日おじゃましたクラスには、日々学んだことを生かし、SNS映えする和洋折衷の“スイーツおせち”や、母の日のために作ったというイチゴをふんだんに使ったケーキなど実習以外でも華やかな作品を作る生徒たちも。
また、将来の話を聞くと、自分の店を開くために「経営学を学びたい」と語る生徒や、実家が老舗和菓子店で、自分は洋菓子の道へ進みたいと思っている生徒もいました。その生徒と、夫婦で最近お菓子作りを楽しんでいるという村上が“ナッペ対決”をすることに。ナッペとは、ケーキのスポンジに生クリームを塗ることで、どちらが早く均一に美しく塗れるか?の対決です。やるまでもない勝負ですが、野田が「たまらんね」と言うほど、生徒の手際の良さが見られる対決となりました。
このように腕を磨くために、実は3年生になると5月から12月までの毎週金曜日に洋菓子店やカフェなどで一日働く“学外演習”が行われます。実際に働いてみて、パティシエになる気持ちが「ちょっと揺らぎました」と言う生徒もいるほど、社会の厳しさを知る大事な機会でもあるのです。別の生徒の学外演習に少々密着してみると…、午前9時から午後2時まで、大量のクッキー生地を1個ずつ同じ量に小分けしていくという仕事をし、「同じ作業を多くすることが大変」と痛感。店のオーナーにこの仕事の意味を聞くと、「作業工程が単純なことを毎日繰り返すことによってプロフェッショナルになっていくので、その辺を理解してやっていけるかが一つのポイント」と教えてくれました。
日々の授業と毎週、実践を重ねている彼らが作ったショートケーキを味わったマヂラブの二人。「もう考え方が社会人。学生って感じが全くしませんでした!」と、志とレベルの高さを感じた今回の訪問でした。