フードグランプリで日本一! 『愛知商業高校』チーム“きしめんズ”の強みはプレゼン能力
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、名古屋市にある『愛知県立愛知商業高校』です。授業で開発した“ある商品”がコンテストで大賞を受賞したとのことで、マヂラブが向かいました。
全国の商業高校生が地元食材を使った商品をプロデュースする食のコンテスト“商業高校フードグランプリ”。この高校が日本一に輝いたのは、今回でなんと3回目!昨年秋に開かれたこのコンテストに参加したのは、今春、卒業した経理科の3年生で、メンバー10人のうち、この日は4人の元・生徒たちが集まってくれました。チームは、経理科の授業の中の“地域協同探求”という講座を選択した仲間で、地元企業とコラボして商品開発。大賞を獲得したのは、名古屋名物のきしめんを使ったスナック菓子『きしめんチップス』で、揚げたきしめんにカレースパイスをまぶした一品です。
開発のきっかけとなったのは、名古屋のきしめん店で話を聞いたことから。この店では「毎年120キロのきしめんの切れ端が廃棄されている」そうで、その切れ端を利用して商品化にチャレンジしました。この取り組みにマヂラブは「SDGsじゃん」と、感心した様子。商品化までに3年。今春卒業したチームは3代目にあたり、2年前に卒業したという初代である先輩も加わり、話を引き続き聞かせてもらいました。
チーム名は、その名も『きしめんズ』。苦節3年の味をいただくと「うまい! ずっと食べられる味。カレーの味もちょうどいい!」と村上。味の決め手となるカレースパイスは、日本の家庭で食べられているカレーの味に近づくように何度も試作をしたとか。また、コンテストでプレゼンをするため、きしめんに関する知識も勉強。『きしめんチップス』の開発を通し、企画から販売に至るまで様々なことを学びました。
「卒業してから役に立っていますか?」と村上が聞くと、「日常の中で過ごしていてもちょっとアンテナ高く張って、“これあったら、おもしろそうだな”とか考えられるようになった」と先輩。この先輩は、在学中に主に養蜂活動をする部活動『ユネスコクラブ』にも所属していて、そこも案内してもらいました。実はマヂラブの二人はこのコーナーで養蜂に出会った以来、ハマってしまったのです。そして、装備を万全にして、校舎の屋上の養蜂場をいざ見学。巣箱の中の木枠を持ち上げるとミツバチがいっぱいで、必死に働く姿に「かわいくなってきた」と野田。学校近くにある庭園の“徳川園”の花を蜜源としていることから“徳川はちみつ”と名付けられた蜜を二人は味わいました。
「大人みたい」「プレゼンがうまい」とマヂラブの二人がつい言うくらい、トークスキルが高い皆さん。将来の目標も明確なようで、「就職をするが、通信制で勉強をして大卒の資格をとりたい」「大学の教育学部に進学。小学校の先生になりたい」など、プレゼンのように熱意をもって語ってくれました。