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ワカメを食べても毛は生えない…名医が教える正しい「薄毛」対策!人に言いにくい身体のお悩み「痔」と「薄毛」の正しい知識と改善法

ワカメを食べても毛は生えない…名医が教える正しい「薄毛」対策!人に言いにくい身体のお悩み「痔」と「薄毛」の正しい知識と改善法
CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

サマリーSummary

ゲスト:天野ひろゆき
ドクター:平田肛門科医院 副院長 医学博士 平田悠悟
ドクター:さとう美容クリニック 院長 東京メモリアルクリニック 理事長 医学博士 佐藤明男
人に言いにくい身体のお悩みシリーズ第2弾!1つは、日本国内の人の3人に1人が悩んでいるという意外と身近な病気「痔」。そして、もう1つは「薄毛」。現在薄毛に悩んでいる人は約1200万人!男性に多いイメージがありますが、20歳以上の女性の約40%が一生に一度は薄毛を発症するというデータもあるそうです。そこで今回は、一人で悩みがちな「痔」と「薄毛」の正しい知識と改善法を専門医に教えてもらいました。

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは平田肛門科医院 副院長 医学博士 平田悠悟先生とさとう美容クリニック 院長 東京メモリアルクリニック 理事長 医学博士 佐藤明男先生です。

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今回のテーマは「〜もう悩まないで!痔・薄毛〜人に言いにくい身体のお悩み 第2弾」

人に言いにくい身体のお悩みシリーズ第2弾!1つは、日本国内の人の3人に1人が悩んでいるという意外と身近な病気「痔」。そして、もう1つは「薄毛」。現在薄毛に悩んでいる人は約1200万人!男性に多いイメージがありますが、20歳以上の女性の約40%が一生に一度は薄毛を発症するというデータもあるそうです。そこで今回は、一人で悩みがちな「痔」と「薄毛」の正しい知識と改善法を専門医に教えてもらいました。

日本人の約 3人に1人!痔の恐怖

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

ある調査によると、痔の症状を自覚しているのに病院を受診していない人は約6割。また、痔の症状を自覚してから病院を受診するまで平均7年というデータもあるそうです。

<肛門科ではどのような診察が行われている?>
先生によると、痔の診察では、120度開く「肛門鏡」という器具を3回に分けて挿入し肛門内を360度しっかり確認するそうです。そして、診察時には下着やズボンを全て脱ぐ必要はなく、患者への十分な配慮が施されているそうです。(※病院により診察方法・環境は異なります)

<内痔核(いぼ痔)について>
「内痔核」とは、いぼ痔の一種で肛門の内部に炎症が起き血液が溜まって腫れてしまう事。痛みがないため、出血して気付く人が多いのだとか。放っておくといぼが垂れ下がって肛門の外に出て来る事もあるそうです。いぼ痔は、痔のおよそ半分を占める最も多い痔。痛みはないけどたまに血が出ると言う方は要注意だそうです。

<外痔核(いぼ痔)について>
肛門の外側にできるいぼ痔を「外痔核」と言います。外痔核は内痔核と違って、強い痛みを伴う事が多いのが特徴だそうです。

<切れ痔について>
痔の中でも、女性では2番目男性では3番目に多い「切れ痔」。その主な原因は便秘だそうです。実は、この切れ痔を放置すると大変な事になるといいます。先生によると、切れた皮膚は再生する際に引っ張り合いながらくっつく特徴があるのだとか。そのため、肛門付近で切れたり治ったりを繰り返すと肛門が狭くなり、ひどい場合は手術が必要になる事もあるそうです。

名医が教える「痔」の改善方法

<痔を改善するのに大切な事は?>
そもそも痔は、肛門の粘膜が菌の影響を受け炎症を起こして発症するそうです。その主な原因が免疫力の低下。つまり、痔を改善するためには免疫力を下げない生活習慣が重要だそうです。

<生活習慣から探る痔の改善方法(1)「睡眠時間」>
睡眠は、免疫を保つのに重要な要素。長すぎても短すぎても免疫力が下がる事が分かっているそうです。また、就寝前にスマホを見ると脳が覚醒し良質な睡眠の妨げになると言われています。そのため、便秘気味の人が睡眠不足の生活を続けると、弱った粘膜が傷つき痔になるリスクが上がる可能性があるそうです。まずは、就寝前のスマホを避け7時間程度の睡眠をとるよう心がけましょう。

<生活習慣から探る痔の改善方法(2)「運動」>
日々の適度な運動は、免疫力を上げるのに重要な事が分かっているそうです。運動をせずに座る時間が長いとお尻に血液が溜まってうっ血しやすくなり、いぼ痔の原因になる事があるのだとか。運動が難しい場合は、1時間に1回10分程度立ち上がるなど、お尻の血流改善を意識すると良いそうです。

<生活習慣から探る痔の改善方法(3)「アルコール」>
先生によると、お酒にはアルコールが含まれているため下痢になりやすいそうです。下痢で何度もトイレに行くと肛門が痛んでしまうのだとか。また、飲み過ぎは免疫力低下にもつながるそうなので、アルコールの摂取はほどほどにしましょう。

<生活習慣から探る痔の改善方法(4)「排便時間」>
先生によると、トイレにスマホなどを持ち込んでトイレにいる時間が長くなると、いきむ時間もつい長くなり肛門に負担がかかってしまうそうです。一方、一気に排便すると腹圧がかかって、こちらも肛門が痛みやすくなるのだとか。そのため、排便の際は腹圧がかかり過ぎないようにして、5分以内に終える事が大切だそうです。

<便秘改善には2種類の食物繊維>
食生活では、いつもより食物繊維を多く摂るのがオススメだそうです。食物繊維は水溶性と不溶性があり、それぞれ役割が違います。海藻などに豊富な「水溶性食物繊維」は、高い保水性で便を柔らかくし排便をスムーズにしてくれます。一方、ごぼうなどに豊富な「不溶性食物繊維」は、便の体積を大きくする事で大腸を刺激し排便を促します。これら水溶性、不溶性の食物繊維を1日合計20g以上、1対2の割合で食べる事で便秘が解消されて肛門への負担が減り、痔の改善効果が期待できるそうです。

20歳以上の女性の約40%が発症!「薄毛」

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<薄毛は毛の太さで決まる!?>
先生によると、大切なのは髪の毛の太さ。細い毛が20%以上あると「AGA(男性型脱毛症)」と診断されるそうです。

<AGA(男性型脱毛症)について>
毛根の周辺には、「テストステロン(男性ホルモン)」と「5αリダクターゼ」という酵素が存在します。通常毛は2〜7年で生え変わりを起こしているそうですが、遺伝的要因などで、この2つが合体すると脱毛の原因物質が発生。毛が太く育つ前に抜けて細い毛だけが残ってしまう事になるのだとか。これがAGAの原因だそうです。(※薄毛の原因はAGA以外にもあります)

<女性の脱毛症「FAGA」について>
女性(Female)における男性型脱毛症を「FAGA」と言うそうです。女性はエストロゲン(女性ホルモン)がテストステロンの働きを弱めているため、薄毛になりにくいそうですが、出産後や更年期などで、エストロゲンのバランスが崩れると、男性ホルモンの働きが強くなり薄毛になる事があるそうです。

<薄毛の原因は?>
薄毛の原因には、ストレスや喫煙などがあると言われていますが、先生によると遺伝的な要因が8〜9割を占めるそうです。

名医が教える正しい「薄毛」対策

<その薄毛対策間違っているかも!?>
わかめは髪に良いとよく言われていますが、先生によるとこれは迷信。わかめを食べても毛は生えないそうです。また、頭皮のマッサージが薄毛に効果があるかどうかは検証されていないとの事。強くやり過ぎると頭皮を傷つける恐れがあるので、やり過ぎは良くないそうです。

<薄毛の改善方法>
先生によると、最近は優れたAGAの薬が出てきているそうです。1つは、抜け毛の原因である「DHT」という男性ホルモンを抑制して抜け毛を防ぐ薬。もう1つは、血管を拡張し毛周期を促進して毛を太くする薬。症状によって処方薬が異なり、個人差もあるそうなので、薄毛にお悩みの方は一度受診してみるのがおすすめだそうです。(※薄毛治療は多くの場合自由診療になります)

(2023年11月19日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)

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