老け見えの原因は手にあり!?手荒れ撃退完全マニュアル

2019年12月29日(日)放送 【第386回】
老け見えの原因は手にあり!?手荒れ撃退完全マニュアル

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:北原里英
ゲンキリサーチャー:くわばたりえ
ドクター:慶田朋子
冬は「手荒れ」が気になる季節。カサカサ肌・ヒビ・アカギレ・湿疹などの手荒れは、重症化するとかゆみや痛みで眠れなくなったり、細菌が感染して重篤な症状を引き起こしたりする場合もあります。今回は、手荒れを撃退する方法をご紹介します。

手荒れを悪化させる落とし穴「野菜のアク」

調理中には、手荒れを悪化させるさまざまな落とし穴があります。その一つが、野菜のアク。
なかでも、ほうれん草や里芋、山芋などはアクが強いので要注意。そもそも、肌荒れを防いでいるのは、肌の一番表面にある0.02mmの「角層」。しかし、冬の乾燥などで角層の水分量が減少すると角層に隙間できます。そこに、野菜のアクなどの刺激物が浸透すると炎症などを起こし、手荒れの悪化を引き起こすのです。塩などの調味料や食器洗い用の洗剤も刺激物となるため、水仕事の際はキッチン手袋をつけるのがオススメです。

手荒れを悪化させる落とし穴「手洗い」

インフルエンザなどの予防のために手洗いが推奨されていますが、石鹸で手を洗いすぎると肌のバリア物質が流れてしまいます。手荒れを防ぐためには、石鹸で手を洗うのは「帰宅時」「大便の後」「調理の前」「食事の前」の最小限に留め、それ以外は水で洗いましょう。

手荒れを悪化させる落とし穴「手がきちんと拭けていない」

手がきちんと拭けていないと手荒れを悪化させます。肌が濡れているとき、角層の中には水が浸透しています。しかし、その水もやがて蒸発。そのとき、角層内部にあった水分や保湿成分を同時に奪っていくため、肌の水分量や保湿力が低下してしまうのです。さらに、指の間に拭き残しがあると、カンジダというカビが発生し、皮がめくれて赤くただれる事もあります。

<タオルの正しい使い方>
まずは、優しく押さえて水気を吸わせましょう。指の間、爪の裏も忘れずに。タオルは湿り気を感じた時点で取り替えてください。ペーパータオルなどを使用するのもオススメです。

手荒れを悪化させる落とし穴「冷え性」

冷え性も乾燥に影響しています。角層の奥にある「顆粒層」には、外からの異物や身体に大切な物質が逃げるのを防ぐ「タイトジャンクション」というバリアがあります。しかし、タイトジャンクションは、皮膚の温度が28度くらいになると緩んでしまうため、皮膚の奥で保たれていた水分などの成分が蒸発。つまり、冷えによって肌が乾燥するのです。

手荒れを防ぐハンドクリームの塗り方

▼ハンドクリームの量は、片手で人差し指の第二関節分
▼手の甲にクリームをなじませ、反対の手のひら全体で円を描くように塗り込む
▼指は側面・上下を丁寧に塗り、指5本で包み込みくるくると回しながら塗り込む
▼手のひらも円を描くように塗り込む
▼手首も忘れずに両手に塗る
▼上記を両手でしっかりと行う

冷え性の方は、両手を開いて閉じる「グーパー体操」で血行を良くしてから保湿をするのもオススメです。ハンドクリームを正しく塗って手荒れを撃退しましょう。

爪は健康のバロメーター!爪の形で健康チェック

手の爪は身体のSOSが現れやい場所。爪の形でさまざまな事がわかります。

・縦線が目立つ場合→加齢のサイン

・反った爪→鉄分不足の可能性あり

・割れた爪→爪の栄養不足や乾燥

・くぼんだ爪→ダイエットやストレスで身体が弱っている

~指先を刺激や乾燥から守る役割も~
爪は、指先を刺激や乾燥から守る役割があります。そのため、切りすぎると指先が荒れてカサカサし、皮膚が割れる原因になる事も。手と爪の健康のためには、少し白い部分を残しましょう。机に爪を立てたときコツコツと音がするくらいの長さが目安です。

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