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登山健康法

登山健康法

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:北原里英
ゲンキリサーチャー:中村昌也
ドクター:能勢博
8月11日は山の日。豊かな緑や川のせせらぎなど、大自然を満喫できる山は魅力がたっぷり。さらに、登山を定期的に続けると生活習慣病の改善につながるなど、健康にもいいことづくめです。しかも、登るのは低い山でいいんです。そこで今回は、登山がもたらす健康効果を徹底リサーチします。

登山の健康ポイント

・筋肉のこり改善
不安定な足場を登る登山では、普通の坂道よりも多くの筋肉を使うので自然と全身運動になります。そのため、全身の血行が良くなり、肩こりや腰痛の予防・改善につながります。さらに、リュックを背負う事で内側に入り込んだ肩が正常に開き、猫背も解消。血流が良くなり、さらなるこりの改善につながります。

・免疫力アップ
森の中にいると、癒されるだけでなく免疫力もアップします。その理由は、「フィトンチッド」といわれる木の香り物質。フィトンチッドを吸うと、体内に侵入した細菌やウイルスを倒す「ナチュラルキラー細胞」通称NK細胞が活性化。さまざまな病気に対する免疫力がアップします。フィトンチッドは、午前10時から夕方くらいまでが最も多く放出されるので、より効果を得たい方はぜひ午前中から出かけてみてください。

・メタボリックシンドローム改善
メタボを改善するには、最大心拍数の7割以上の運動を1週間に合計1時間行う必要があります。足場が悪い山道は、全身運動を行えるので心拍数が上がりやすくなり、メタボ改善にうってつけ。1週間分の運動を登山1回で行う事ができます。さらに、自然を楽しみながら登れるので、モチベーションが高いまま体を動かせるのも、登山の魅力の一つです。

・脳の活性化
下山時は、登る時よりも足の置き場を考えながら一歩ずつ下るので、脳の活性化につながります。ひざへの負担を軽減してくれるので、ストックを使ってゆっくり下るのがオススメです。

<ストックを使うときのポイント>
・足より先にストックを地面につけると、歩くスピードが抑えられ転倒防止になります。
・歩幅を狭くして、斜面に対し靴底を平行につけます。ストックを使わない場合も、このように足を運びましょう。

~登山の後は牛乳を飲んで筋力アップ~
運動の後に牛乳に含まれる乳たんぱく質を摂取すると、筋力が効率的にアップ。筋肉痛の予防にもなります。

初心者にオススメの山

ハイキング気分でいける低い山でも、健康効果は十分に期待できます。トレーニングをしなくても気軽に登れるので、初心者にオススメです。

山に行けない人でも大丈夫!オススメ「インターバル速歩」

登山に行く時間が作れない人のために、「インターバル速歩」をご紹介します。

<インターバル速歩>
▼早歩きを3分間行う
▼ゆっくり歩きを3分間行う
▼上記を5セット行う

早歩きは、息がはずむ程度の速度でやや大股で歩くようにしましょう。ゆっくり歩きは、散歩をするくらいの速度でOK。ストレッチをしながら歩くのもオススメです。週に4回行うと、登山と同等の運動量になります。

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