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井上ドラゴンズ浮上に期待の先発左腕!ドラ1・金丸夢斗のデビュー戦をプレイバック&育成出身プロ初先発初勝利の三浦瑞樹を特集

井上ドラゴンズ浮上に期待の先発左腕!ドラ1・金丸夢斗のデビュー戦をプレイバック&育成出身プロ初先発初勝利の三浦瑞樹を特集
「サンデードラゴンズ」より金丸夢斗投手(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

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CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
5月11日の放送回で共有したいトピックスは、ドラフト1位・金丸夢斗投手と支配下登録を勝ち取った三浦瑞樹投手の特集。ゴールデンルーキー金丸投手のプロ初登板初先発の舞台ウラと、移籍という大きな決断をくだしプロ初勝利を掴むまでの三浦投手の心境とは―。井上ドラゴンズ浮上のカギを握る期待の先発左腕に迫った。

黄金ルーキー・金丸夢斗のプロ初登板初先発をプレイバック

「サンデードラゴンズ」より金丸夢斗投手(C)CBCテレビ

ゴールデンルーキー金丸投手の一軍デビューは5月5日の横浜DeNAベイスターズ戦。プロ初登板初先発のマウンドも堂々のピッチングを披露。プロ第1球目にストレートで152キロをマークすると、強打者・牧秀悟選手からプロ初の三振を奪うなど初回を三者凡退で最高の立ち上がりを見せた。スタジオ解説の吉見一起さんは金丸投手の初回のピッチングについて「完璧じゃないですかね。スピードも出ていましたけどバッターがみんな差し込まれていましたから。相当速く見えるんじゃないかと思いますね」と絶賛。
2回は1死1、2塁と得点圏にランナーを背負うもダブルプレーで無失点に切り抜け、3回もスコアボードに0を並べた。しかし4回1死からタイラー・オースティン選手に四球を与えると、続く蛯名達夫選手のピッチャーゴロを捕れずピンチ拡大。その後、逆転のタイムリーを浴び、これが結果的に敗戦の原因に。金丸投手が捕球ミスした場面について、吉見さんは「ルーキーとか関係なく捕らないといけない。捕っていればゲッツーでチェンジだったはずなので」と指摘した。

それでも金丸投手が並のルーキーでないことを証明。失点した後の5回と6回を2イニング連続三者凡退に切って取り、プロ初登板を6回2失点(92球、被安打5、奪三振8、与四球2)で先発の役割を果たしてみせた。降板後の金丸投手は「ストレートは通用するなと思ったんですけど、(一軍のバッターは)スイング力もあるので少し甘く入ると差し込んでいてもヒットゾーンにいくと感じた。(この経験は)これからに活かしていきたいです」と次回登板に手ごたえを口に。ルーキーらしい一面を覗かせたのは降板直後の井上一樹監督と山井大介投手コーチとの会話を尋ねられた時のこと。会話の内容を記者に追求されるも具体的に話せなかった理由について「詳しく覚えていないです」とバツが悪そうに苦笑いで本音を明かし周囲の笑いを誘っていた。

金丸投手プロ初登板の評価は!?

「サンデードラゴンズ」より金丸夢斗投手,井上一樹監督,山井大介コーチ(C)CBCテレビ

金丸投手のプロ初登板を有識者はどう判断したのか―。解説者の吉見さんと山井投手コーチ、対戦相手の牧選手が証言。さらに女房役としてバッテリーを組んだ木下拓哉選手は金丸投手の驚がくのウイークポイントに言及した。

吉見氏:スターターとしてゲームは作っていますからね。負けはしましたけど仕事はしたと思います。(金丸投手のストレートについて)バッターというのはピッチャーのフォームを見てタイミングを取るんですけど、金丸投手は右足が着いてから左手の使い方がコンパクトなので150キロ以上に見える。余計に速く見えてタイミングが合わせづらい。

山井投手コーチ:ストレートと曲がり球は打者も苦労していたように見えた。ストレートは単純に速いのではなく、急に出て来る感じがした。

牧選手:初登板というのを感じさせない落ち着きのある投球だった。真っすぐが本当に強く感じた。これからチームの柱になると思う。

木下選手:(金丸は)めちゃ目が悪くてサインミスもありましたし。失点をした回もピッチャーゴロゲッツーで終わっていたところをセンター前ヒットにしてしまって、その後に点も入ったので。「視力どうにかしろよ」という話はしました。

「サンデードラゴンズ」より木下拓哉選手(C)CBCテレビ

木下選手の指摘を受けた金丸投手は裸眼からコンタクトレンズに変更したことで「世界が変わった」と効果を実感したもよう。プロ初登板の明暗を分けた弱点を克服して次回登板で初勝利に挑む。また金丸投手の初登板の舞台ウラには同学年のエースも関わっていた。プロ初打席は高橋宏斗投手(※高は「はしご高」)から借りたバットで打席へ。結果は1打数無安打、空振り三振に倒れた。この結果に高橋宏投手からクレームが。

高橋宏投手:せっかくバットを貸してあげたのにあのバッティングじゃあバットを持っている意味がなかったので。一緒に特訓します。

金丸投手プロ初勝利に向けて竜黄金期のエース・吉見氏がエール

「サンデードラゴンズ」より吉見一起氏(C)CBCテレビ

金丸投手の次回登板は5月16日からの読売ジャイアンツ戦が有力。プロ初勝利に向けて吉見さんがアドバイスを送っていました。

吉見氏:(気をつけることは)まずはピッチャーゴロを捕ることです。でも初登板で良いピッチングをしましたからね。我慢強く、粘り強く投げていってもらいたいです。

三浦瑞樹、野球人生をかけた決断の先で掴んだプロ初先発初勝利

「サンデードラゴンズ」より三浦瑞樹投手(C)CBCテレビ

三浦瑞樹投手は東北福祉大学から2022年育成ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団。大卒ルーキーでプロの世界に飛び込んだ左腕はプロ3年目の昨季、支配下登録を勝ち取ると5試合に登板して無失点。ウエスタン・リーグでは1.60の好成績で最優秀防御率のタイトルに輝くなど翌シーズンにさらなる飛躍を抱かせたものの、オフに待ち受けていたのはまさかの戦力外通告と育成再契約の打診だった。三浦投手は予想外の知らせを受けた当時の率直な思いを次のように明かした。

「サンデードラゴンズ」より三浦瑞樹投手(C)CBCテレビ

三浦投手:まぁ、なんで俺なんだろうというのは一番、頭に浮かびましたね。ホークスに残ってもう一回支配下を勝ち取るのはちょっときついのかなと思ったので。それだったら他の球団でチャレンジするのもありだなと。ホークスの育成よりドラゴンズの育成の方がチャンスがあるのかなという思いで決断しました。

同じ育成契約でも新天地のドラゴンズで―。25歳で下した大きな決断の背景にあったのは並々ならぬ“自信”。「(ホークスで戦力外にならなければ)来年は絶対にやれる自信があった。ドラゴンズでもその気持ちを忘れずに、来年は1年間暴れていきたい」と入団会見で抱負を語ったとおり、キャンプからオープン戦にかけてアピールに成功した。開幕直後の4月2日に支配下契約を掴み、迎えた5月1日の阪神タイガース戦。プロ初先発を5回2失点で降板すると、打線とリリーフに助けられ念願のプロ初勝利を手にした。

三浦投手:すごく緊張感はあったんですけど、投げて活躍すれば人生が変わると思っていたので。その気持ちで投げていました。

「サンデードラゴンズ」より三浦瑞樹投手(C)CBCテレビ

ヒーローインタビューのお立ち台で「ドラゴンズの優勝・日本一に貢献できるよう頑張ります」とドラゴンズファンに力強く誓った三浦投手。今後の活躍が期待される三浦投手について吉見さんは“スライダー”をポイントに挙げた。

吉見氏:(三浦投手の強みは)チェンジアップのイメージがあったんですけど、どんな状況でもスライダーでストライクが取れる、勝負球にもなる。ストレートがピッチングの軸ではあると思うんですけど、スライダーをしっかり投げていけば人生がまた変わると思います。初先発は5回降板となったが、次回登板は勝ちを目指して長いイニングを投げてもらいたいですね。

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。金丸投手にデビュー戦勝利をつけてあげてほしかった(涙)

「サンデードラゴンズ」より松中信彦コーチと井上一樹監督(C)CBCテレビ

今週のサンドラを観た感想・・・。金丸投手のデビュー戦で「さすがゴールデンルーキー!」と思わせてくれたのは、やっぱり失点した後の2イニングを無失点。しかも三者凡退に切ってとったところですね。気落ちすることなくチームに流れを引き戻そうとするピッチングはまさにエース級のピッチング。金丸投手のこの2イニングを見て思ったのは・・・打線が援護してあげてくださいよ。相手投手が良いのは分かりますが、投手陣が頑張っているんですから打線が援護してあげないと、また昨年までのようにズルズルと・・・。こういう苦境にこそ井上監督の采配に期待しています。二軍にいる選手を含めて今一度、陣容の再構築が必要。井上監督、お願いします!!

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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