復活!落合英二・岩瀬仁紀のブルブルブルペン!ぶっちゃけトークで首位のドラゴンズ二軍の秘密に迫る!

「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム
14年ぶりの復活となる落合英二2軍監督と岩瀬仁紀氏によるブルブルブルペン!同じブルペンで過ごしてきた二人を中心に選手同士で砕けたトークを繰り広げるサンドラの名物コーナーとして人気を博していた。やはり、二人の豊富なネタ満載の話題とキャラクターは唯一無二。解説者と二軍監督という立場になっても、新たな視点のトークは尽きない。それでは早速振り返る!
落合二軍監督のもと、4月28日現在で19勝7敗とウエスタン・リーグ首位を独走するドラゴンズ。戦力豊富なソフトバンクホークス、セ・リーグの首位を走る阪神タイガースと強敵がひしめくウ・リーグのなか発揮されるその強さの理由とは?岩瀬氏との軽快なトークでたっぷりと迫っていく!
岩瀬氏「今年から二軍監督としてやっていますけども、今いい成績ですよね。」

落合二軍監督「いやいや、言葉乱暴になるよ?いい?小山コーチが、勝ちたくて勝ちたくて!『いや、違うぞ小山これ育成だから。失敗してもいいんだぞ』って言って。でも、後ろで『フゥー、ハァー』って(緊張感を持って)。一軍じゃないぞここはって言っているんだけどさ笑」
落合二軍監督「偏らずに、選手を上手に使っていく方針ではいるので、たまたま選手がノビノビできている。これはもう、去年井上監督が作り出してくれた空気なので、ちょうどいいタイミングでやらせてもらっている。」
落合二軍監督は、2006年の現役引退後に韓国のサムスン・ライオンズや千葉ロッテマリーンズなどで投手コーチや二軍監督を歴任し、指導者としても経験を豊富に積んでいる。それでも、今の若い選手たちの指導は苦労もある。
岩瀬氏「今の若い子達ってものすごく難しいじゃないですか。」

落合二軍監督「いやもうね、まんちゃん(岩瀬氏のあだ名)、時代が違うよぉ。」
岩瀬氏「僕らのとき(返事は)『はい!』しかなかったもんね。今は監督・コーチが選手に気を遣わないといけない。今の子は落ちたらどんどん落ちますからね。」
落合二軍監督「だからね、頼りがいがないんだよね。やんちゃな子がいなくて、昔はルールがあってギリギリ越えるか超えないかぐらいをやりながらという感じだったけど、今の子は線から出ないように、真面目に真面目にやっているから、追い込まれたときに型が破れないというか。」
岩瀬氏「いざ!というときに力が出ないですよね。」
落合二軍監督「決まったことはできるけど、予想外のことが起きたときに弱いかな。」
岩瀬氏「今の中でやんちゃな選手はいますか?」

落合二軍監督「もう、(土田)龍空でしょ。筆頭だね、筆頭。あの子をうまく使ったら戦力になる。」
岩瀬氏「うまく使ってますよね?」
落合二軍監督「使ってるよ〜。これ龍空が見ない前提でしゃべるけど、気遣ってるよ〜笑 だって、褒めることから始めるからね。」
岩瀬氏「逆に一番扱いづらい?」
落合二軍監督「そうそうそう。俺たちの中ではね。もう早く一軍行ってよって感じ。」
打棒を期待され開幕から4番を任されていたが、現在二軍で調整中の石川昂弥選手は直近の試合でタイムリーを含む2安打と復調の兆しが見えている。その石川昂選手に落合二軍監督が直々にかけた言葉は…

落合二軍監督「『僕に何が必要ですか?』って聞かれたときに、『強くなれ』って言ったの。それは精神的なものもそうだし、技術的なこともそうだし、体・ケガもそうだし、強くなれとは言ったんだけど、こうやって今一軍から降りてきたので、もう一回昂弥とはそういう時間を作っていこうと思って。あれだけ、二軍で一生懸命頑張っている鵜飼(航丞)とか涌井(秀章)とかね一生懸命結果を出して、(一軍に呼ばれるのを)待っているので、その辺を熱が冷めないようにやらせようと。」

二軍本拠地ナゴヤ球場は、平日にも関わらず多くのお客さんで賑わう日も珍しくない。金丸夢斗投手をはじめとする、期待のルーキーたちを目当てにやってくる人も多いだろうが、それだけではなく昨年井上二軍監督が醸成した、選手たちの明るい雰囲気も魅力の一つだろう。それを落合二軍監督が引き継ぎつつ、さらに選手たちの士気を高めること、更なる成長に向けた育成改革、それに応える選手たちの熱い努力で一層魅力は増している。フランクなトークからも、落合二軍監督の熱い想いは伝わってくる。この記事で興味を持った方は、ナゴヤ球場で牙を研ぐ選手たちの姿を体感してもらいたい。話題に上がった、鵜飼選手や涌井投手など昇格を待ち侘びる選手たち、リハビリ中の選手たちが復帰したとき、ナゴヤ球場からのパワーで一軍も飛躍してほしい!頑張れ!ドラゴンズ!
澤村桃