【日めくりドラゴンズ】きょう11月14日に誕生日を迎えたのは、後半戦フル回転した金髪モヒカンの助っ人左腕!
日付からドラゴンズの過去の試合をCBCラジオの実況とともに振り返る「日めくりドラゴンズ」
きょう11月14日は、今季途中からドラゴンズに加入したJ.ロドリゲス投手の誕生日です。きょうで27歳。おめでとうございます
来日当初は制球に苦しみ、3戦連続で敗戦投手となるなど結果を残せず、二軍落ちも経験しました。しかし8月末に一軍に復帰すると、中継ぎとしてフル回転。終盤は、左のリリーフとして欠かせない存在となりました。
中でもハイライトといえるのが、来日初セーブを挙げた9月17日のジャイアンツ戦。
3位・ジャイアンツに1.5差まで肉薄したドラゴンズは、東京ドームでの対ジャイアンツ2連戦に臨みました。
連勝すれば一気に3位に浮上するところでしたが、前日16日はリリーフ陣が崩れて敗戦。ゲーム差は再び2.5に広がり、クライマックスシリーズ進出へ向けてもう負けられない状況で、ジャイアンツに4対2と勝利!ロドリゲスは8回から登板、イニングまたぎの活躍で、来日初セーブを挙げました。
2018年9月17日
中 日 000 004 000=4
巨 人 000 000 110=2
(勝)ガルシア (セ)ロドリゲス (敗)メルセデス
この試合のCBCラジオ中継は、
解説・ギャオス内藤さん、実況・高田寛之アナウンサーでした。
負けられない試合。8回のピンチで登場
ドラゴンズにとって絶対に負けられないこの試合は、6回にビシエドのタイムリー、福田の3ランで4点を先制します。
ドラゴンズの先発はチームトップの勝ち星を挙げているガルシア。この日もジャイアンツ打線に対し、7回1失点と好投を見せます。
しかし8回。2番手・祖父江が陽にソロを浴び2点差とされると、2死から岡本に四球。一発が出れば同点の場面で、前日にホームランを放っている阿部を迎えます。
※ラジオ実況
《3ボール1ストライクから投球5球目を投げました。
低め、あー!ボールだ!フォアボール。岡本にフォアボール。阿部にまわる…!
さぁ、中日ベンチは、森監督立ち上がった。立ち上がって、ピッチャー交代!朝倉ピッチングコーチがボールを受け取りました。森監督出ました。ロドリゲスの4連投あるか》(高田アナ)
このピンチにドラゴンズベンチは、前日まで3試合連続で登板していたロドリゲスを投入して火消しを図ります。
※ラジオ実況
《4-2。ドラゴンズ2点リード、8回。ボールをセット。第3球を投げました。
打った。どん詰まり、サードゴロ。サード、ボールを捕った。高橋、一塁送球、アウト、3アウト!》(高田アナ)
連投の疲れを感じさせず、150キロ超えのストレートを連発。前日、岩瀬から満塁ホームランを放った阿部を、力でねじ伏せます。
9回もマウンドへ。見事なパーフェクトリリーフ。
ピンチを3球で片づけたロドリゲスは、イニングを跨いで9回のマウンドにも上がります。
先頭・長野をサードゴロ。続く吉川大をショートゴロに打ち取り2アウト。あと1人。
※ラジオ実況
《残り9試合。きょう勝てば3位・巨人とのゲーム差は1.5。再び、クライマックスに向けて食らいつくという、そういう態勢になります。
4-2。ドラゴンズ、リード。勝利まであとアウト1つ。
第2球を投げました。
打ちました。三遊間のゴロ。サードゴロ、ボールを捕った。そして一塁送球。ビシエドすくって、アウト!試合終了!最後、ロドリゲスが締めました!
4-2。ドラゴンズがジャイアンツを下しました。今シーズンのこのカード最終戦。最後はロドリゲスが2試合連続のイニング跨ぎ。抑えました》(高田アナ)
イニング跨ぎをモノともせず、打者4人を完璧に抑えるパーフェクトリリーフでチームを救い、来日初セーブを挙げました。
再昇格後は28試合中20試合に登板。防御率1.17
最終的に、ドラゴンズはクライマックスシリーズの進出は逃しましたが、ロドリゲスは8/26に一軍昇格した後、全28試合のうち20試合に登板し、イニングまたぎや3連投、4連投も苦にせずにフル回転。左腕としてはNPB最速のMAX159kmの速球を武器に防御率1.17という安定した投球を見せてくれました。
一軍復帰後、ガルシアとお揃いの金髪にイメージチェンジし、大活躍したロドリゲス!球団側は来季も残留の方向で交渉を進めるとしており、来シーズンもこの助っ人左腕の活躍から目が離せません!
【CBCアナウンサー 榊原悠介
中日ドラゴンズ検定1級。日付からドラゴンズの過去の試合を割り出せる特技を持つ】
毎週水曜日連載。