爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』！今回は東海3県の「好きな麺の店ランキング」を大特集。愛知・岐阜・三重にある麺のお店は9000店以上（番組調べ）で、個性豊かなご当地麺が豊富！1か月かけて、3県それぞれで400人以上、合計1248人に「好きな麺のお店」を大調査しました。今回は好きな麺の種類だけではなく、好きなお店まで答えてもらう禁断のランキング！デララバさんオススメの隠れた逸品も紹介します！

第10位 まろやかな味噌の風味が特徴！土鍋で味わう「味噌煮込うどん」

第10位は「山本屋総本家」（愛知）の「味噌煮込うどん」。土鍋でグツグツ煮込む熱々の名古屋めしです。3県からバランス良く票を集め、夏の調査にもかかわらずランクイン！調査では「名古屋では外せない名物」「味噌のコクが深い」などの声がありました。

麺の打ち粉には、そば粉を使用。5代目社長の町田深幸（みゆき）さんによると「そば粉は味噌にまろやかさが出る。甘さが出て、硬い麺と調和しておいしくなる」とのこと。

デララバさんオススメの隠れた逸品は「味噌おでん」。味噌の味は、味噌煮込うどんより若干甘くて、味が深く詰まっています。

第9位 岐阜市民から圧倒的人気を誇る！4種類のダシを使用した「冷やしたぬきそば」

第9位は「更科」（岐阜）の「冷やしたぬきそば」。創業は1928年で、100年近く岐阜市民に愛されてきた名店です。「冷やしたぬきそば」は、冷たいそばに天かすと油あげがのった一品。調査では「味付けが濃いめで好き」「コシがあってクセになる味」などの声がありました。

人気の理由は、約100年受け継がれてきた伝統の味。開店前の仕込みに密着すると、4つのこだわりが明らかに。

　　　

1つ目は「4種類のダシ」。北海道日高産の昆布と3種類の削り節を使用しており、3代目の水野信（しん）さんによると「ムロアジはコク、ウルメイワシはうまみ、ソウダガツオは香り」とのこと。独自のバランスで配合するため、お店で削るそうです。ダシや調味料を入れる時間を細かくメモして、きっちりと記録して炊くことで、いつ来ても同じ味を堪能することができます。かえしにはたまり醤油、追いがつおには花がつおを使用します。

2つ目は「そばの食感」。そばは、厨房の裏にある製麺機で作っています。そば粉は、長野県のメーカーに直接配合してもらったもの。モチモチとしたそばを味わってもらうため、創業当時から、そば粉と小麦粉の配合は5：5の割合で練っているそうです。そば打ちでは珍しい「踏み」の工程を入れるのも特徴。切れにくく食べごたえのある食感になります。

3つ目は「トッピング」。更科では、たぬきそば専用の天かすを毎日揚げています。人気の油あげは1枚40円で追加でき、増量して食べる人もいるほど！

4つ目は「速さ」。速さの秘密は、厨房の「冷やしたぬきトリオ」。「そば茹で係」が事前に冷水でそばをしめ、続いて「そば＆つゆをかける係」、「具材を盛る係」が、それぞれの仕事を迅速にこなします。

デララバさんオススメの隠れた逸品は、冷やしたぬきそばの「あいもり」。麺は、うどんとそばが半分ずつ。1日20食ほど注文が入る裏メニューです。

第8位 パンチのあるあんかけソースが人気！極太麺が相性抜群な「あんかけスパ」

第8位は「ヨコイ」（愛知）の「あんかけスパ」。コショウの効いたトロッとしたあんに、オリジナル極太麺が相性抜群です。調査では「モチモチした麺とあんが最高」との声が。

愛される理由は、パンチがあるあんかけソース。ソースの主な材料は、玉ネギ、ニンジン、トマトなどで、ホワイトペッパーをたっぷり入れるのがヨコイ流です。

モチモチの麺は、油で麺をコーティングする「逆アルデンテ」という方法で、表面をラードで炒めて中をモチモチ食感にするのだとか。麺の芯を残し、外側をやわらかくする茹で方のアルデンテとは逆で、中はモチッ、外はカリッとした食感になるそうです。

隠れた逸品は、3代目店主の横井慎也さん開発の新メニュー「ナゴヤあんかけ麻婆豆腐丼」。名古屋市千種区の居酒屋「割烹むら瀬」でランチタイムに提供しています。ヨコイのあんかけソースの素になっているルゥを使って、豆板醤、唐辛子などを組み合わせた洋風な麻婆ソース。120年続く豆腐店の「覚王山豆腐」を使い、卵黄をトッピングしています。

第7位 とろみのあるルゥがこだわり！子どもから大人まで愛される「カレーうどん」

第7位は「若鯱家」（愛知）の「カレーうどん」。麺によく絡むスープと、モチモチとした極太麺。東海3県どこでも愛される一品です。調査では「子どもも食べやすい」「コシがあってツルツル」との声が。

愛される理由は、とろみのあるルゥ。若鯱家のスープは、魚介と鶏ガラのダシとカレー粉、スパイスだけで作られていて、片栗粉や小麦粉は入っていません。とろみは、ホイッパーでものすごい速さでかき混ぜることで出しています。

こだわりの油あげは、高級豆腐店「くすむら」が製造した出来たての豆腐を低温で揚げて膨らませます。さらに、高温で揚げることで、きれいな黄金色になり、中はふんわりジューシーに！

デララバさんオススメの隠れた逸品は「夏野菜の冷たいカレーうどん」。夏限定メニューで、普段のカレーうどんよりもマイルド。特製のトマトが入ったゴマだれで、途中で味変するのがオススメだそう。

第6位 “速い・安い・うまい”の三拍子！駅構内で食べられる「きしめん」

第6位は「住よし」（愛知）の「きしめん」。1杯400円の“速い、安い、うまい”の三拍子がそろった新幹線ホームにある名古屋めしです。地元の人のほか、仕事や旅行で来た人たちなど、全国各地からお客さんが集まります。調査では「ダシの味もおいしい。トッピングもいろいろある」との声が。

ダシつゆは、それぞれの店舗でイチから作ります。ダシの原料は、サバ、ムロアジ、ソウダガツオ。3種類をブレンドした分厚い削り節が、パンチの効いたダシつゆの秘密です。醤油の量を調整し、最後の味を決めるのは店員さん。食べる時の最適な濃さを追求しています。

デララバさんオススメの隠れた逸品は「天つま」。天ぷらきしめんの麺を抜いたもので、「天ぷらの入ったつまみ」の略。住よしではビールなども頼めるので、立ち飲み屋感覚でちょい飲みするのにピッタリのメニューです。住よし独特のしっかり効いたダシを吸って少しふやけたかき揚げが絶品なのだとか。麺が抜いてあることでダシが薄くならないので、濃い味がお酒に合います。

（「好きな麺の店ランキング」第5位・第4位に続く）

CBCテレビ『デララバ』8月14日（水）放送