爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』！今回は、ラーメン店「スガキヤ」に110時間密着して195人を取材。人気の秘密を探りました！

創業時は甘党の店だった！スガキヤラーメン誕生の理由とは

創業77年、名古屋生まれの「スガキヤ」は、静岡から兵庫まで260店舗を展開。9割近い231店舗が東海三県で、まさに東海地方のソウルフードです。名古屋駅から徒歩10分以内のイオンタウン太閤店では、お昼時に50席が埋まる盛況ぶり！

広報の高岡勇雄さんによると、創業時の「スガキヤ」は、ぜんざいや焼き芋など甘党の店で、ラーメンは販売していなかったのだとか！甘いものを食べるお客さんが、向かいの中華料理店にも行くことが多かったので、自分たちでラーメンを提供。販売を開始すると、すぐに大ヒットしたそうです。

ここで太田さんは、ラーメンとソフトクリームを交互に食べるお客さんが気になる様子。広報の高岡さんが「さっぱりしたソフトクリームなので、ラーメンとの相性抜群」と説明すると、太田さんは交互食べに挑戦！「おいしい！ありっちゃあり！」と納得の表情です。

切り分けは全て手作業！？立ち入り禁止の肉工場の内部を撮影！

次に、スガキヤラーメンのお肉、スープ、麺の3つを徹底調査！最初は「お肉」。スガキヤのお肉は、薄く切っていても食べ応えがあり、味がしっかりしみているのが魅力です。工場は生の肉を扱うため厳格な衛生管理があり、社員以外は立ち入り禁止。そこで社員さんにカメラを託し、内部を撮影してもらいました！

スガキヤで使われているのは豚バラ肉。肉と脂身のバランスを均一にするため、全て手作業で切り分けています。多い時には1日400キロ以上をさばいています。

肉の味付けには、大きなドラム式洗濯機のような機械を使用。豚バラ肉と調味液を入れてグルグル回すと、適度な衝撃が加わって味がしっかりしみ込むとのこと。味付けした肉は特殊な素材のチューブに詰め、ソーセージのような状態にします。

おいしさの秘密は加熱方法。チャーシューは煮込むのが一般的ですが、スガキヤの肉は蒸しているのがポイント。調味液を閉じ込めて1時間以上蒸すことで、旨みを逃さず、中までしっかりと味がしみた肉が完成します。

スガキヤのスープには何が入っている？独特な味の秘密を調査！

2つ目は「スープ」を調査。スガキヤのスープは、こってりとあっさりのバランスが人気。独特な味なので「ヘビを乾かした粉が入っている」と噂になったと聞き、太田さんは爆笑！デララバさんたちも「昔、流行ったよねこの話」と顔を見合わせます。

そこで、番組は工場のスープ製造室に潜入！冷凍の豚骨の塊にヒビを入れ、企業秘密のローラーが入っている機械で一気に粉砕しています。粉砕する理由は、骨の髄から旨みを抽出するため。砕きすぎると、色が濃くなったり、変わったりするので、特殊な設備にこだわっているそうです。1回の製造で使う豚骨は1トン、スープ4万食分です。

砕いた豚骨を約2時間煮込むと、旨みが溶け出して“スガキヤホワイト”の豚骨スープに。ろ過してから複数の調味料を加えて味を調えます。多い時は1日で16万食を生産。大量に生産することで店ごとの味のブレを防いでいます。

工場から出荷された豚骨スープは、各店舗でだしと調理します。だしの材料は数種類の魚介の粉末。魚介の種類は秘密です。豚骨スープと魚介だしを混ぜ、最後に醤油を加えて味を調えると、独特なスガキヤ味のスープが完成！「最後はヘビを使っていると思うよ」とボケる太田さんに、石井アナは「使ってないようです！」と制します。

0.1ミリ単位で計測！？麺が滑らかな食感の秘密とは

最後は「麺」を調査。生地の材料は、オリジナルブレンドの小麦粉と練り水。シート状にした生地を、5段ローラーで徐々に薄くのばしていきます。5段階の理由は、一気に薄くすると麺の生地がつぶれるため。少しずつ均一に薄くすることで、なめらかな食感が生まれます。1時間に1回、麺の厚みを0.1ミリ単位で計測。厚みがバラバラになると茹でた時の食感が変わってくるため、麺の均一化にはこだわっています。

出荷前には味覚テストに合格した「検食」担当の社員が実際に食べ、異常がないかを製造ラインごとに最終チェックしています。

番組では1日密着してお客さん240組の注文をチェック！全12種類のメニューの最新人気ランキングを決定しました。

＜ランキングへ続く＞

CBCテレビ『デララバ』11月15日（水）放送