手羽先と豚骨のWスープが極うまの新作がついに爆誕!「俺の豚骨 総本店」
以前、試作品を頂いた「俺の豚骨 総本店」の「手羽とんラーメン」。 次世代名古屋メシとして考案され試作段階でもかなり完成度が高かったのですが、満を持して完成したとのことで早速頂いてきました。果たして新たな名古屋名物「シン・名古屋めん」となるか!?
「俺の豚骨」×「手羽先むすめ」の豚と鶏の融合ラーメン
再び伺ったのは名古屋市守山区の「俺の豚骨 総本店」。試作段階で頂いた「手羽とんラーメン」が完成したとの知らせをいただいたのです。
「手羽とんラーメン」開発のきっかけは、大須の「手羽先むすめ」から「俺の豚骨」オーナーへの「調理工程で取り外す手羽先先端の『チップ』を捨てるのがもったいない」という相談から。 ブラッシュアップされた手羽とんラーメン、その進化やいかに!?
手羽先と豚骨の配合を見直し、ブラッシュアップした手羽とんスープ!
「ようやく満足のいくスープが完成しました!」。 自信に満ちた声とともにテーブルにのせられた「手羽とんラーメン/全部乗せ1,100 円(税込)」
前回と大きく違うのは、豚と鶏胸肉のチャーシュー・煮玉子・きくらげ・海苔・ネギという豪華なトッピングに、「手羽先むすめ」で提供しているスパイスがきいたジューシーで食べやすさがウリの手羽先が追加されたこと。
「手羽先がラーメンにのっているって変な感じですよね。でも『手羽とん』が見た目からわかるようにしたかったのと手羽先が美味しいのでトッピングしています。正直、味には自信があるので笑われてもいい覚悟でのせています」。 美味しさと斬新さを追求した店主の気持ちがこもった1杯であることが、この一言で伝わります。
そして、より手羽先のエキスが増加した粘度の高いスープ!
ブレンダーで混ぜ合わせクリーミーで細かに泡立った見た目は相変わらずおいしそうです。手羽先の配合を増やし豚骨3:手羽先7の割合で炊き上げたスープは臭みが一切なく、よりとろみが増しまろやかなコクと酸味が感じられる深い味わいです。気がついたらスープにレンゲが伸びてしまうほどヤミツキになる美味しさ。
麺は甘さと小麦の香りが特徴的でスープと絶妙にマッチ。スープ、麺、具材の一体感が感じられる一杯に仕上がっていました。
より濃厚に!麺にねっとり絡みつく濃厚スープへ進化した「手羽とんつけ麺」
試作段階で頂いたつけ麺も完成しました。「手羽とんつけ麺/全部乗せ 1,400円(税込)※俺の豚骨 緑店での提供」。豚骨、手羽先、魚介を合わせた食欲をそそる香りを放つ熱々のスープと美しく丁寧に揃えられた太麺。
トッピングは手羽とんラーメンと同じ。特筆すべきは超濃厚なスープ!
手羽先から抽出される鶏油の配合比率を増やし粘度が高くなったためか、グツグツというよりボコボコと音を立てています。 冷水でしめたコシのある麺をつけると…。
麺の表面が見えないほど絡みつくスープ。 手羽とんラーメンのベースをぎゅぎゅっと凝縮した超濃厚スープは、弾力があって噛むたびにほのかな甘みを感じる麺とベストマッチ。ジャンクでありながら、どこか品のよい魚介の香りを放つスープと絡まった麺を、ズズっとすすって口いっぱいに頬張ると何とも言えない幸せな気持ちに。濃厚つけ麺が好きな方にはぜひおすすめの一杯です。
お客さんの支持でレギュラーメニューへ昇格した「TKM」
新作ラーメンにお腹も心も大満足でしたが、さらに気になるメニューが。 ラーメン業界で昨今話題の「TKM(たまごかけ麺)/並200グラム 850 円(税込)※追加料金なしで大盛り300グラムへ」。泡豚骨メインの「俺の豚骨」でも提供される一品。元々は期間限定でしたが、お客さんの要望もありレギュラーにラインナップされた人気メニュー。
スープはなく丼の底に濃いめのツユと太麺。卵黄をメインに複数のトッピングで仕上げられたTKMは、しっかりと混ぜることでその味わいが完成します。 見た目も濃厚な卵黄をまずパックリと割ります。
丼の底から上へしっかり混ぜ合わせズズッと豪快にすすると、甘酸っぱいツユと甘みの強い麺のハーモニーが口いっぱいに広がります。 アオサを練り込んだ天かすはサクッとした食感が楽しく、磯の香りが味に奥行きを感じさせます。 ボリューム満点なのにぺろりと食べられる暑い時期にぴったりの冷やし系ラーメンです。
手羽とんだけでは終わらない!第二弾となる「シン・ラーメン」も開発中!
「実は今開発の最終段階まできている商品がありまして…」。 そう言いながら店主が、お腹いっぱいの取材班の前に置いたのは、いかにもスタミナがつきそうなニンニクとニラ、唐辛子たっぷりのラーメン。
黄金色に輝く鶏油の下には、まるでマグマのような赤黒いスープ。手羽とんラーメン、つけ麺、そしてTKMと連食した後に見た目のインパクトが強いこのラーメンは相当きついな…と思いきや。
山椒と2種類の唐辛子を種ごと使った目が覚めるような痺れ辛さと、ニンニクのパンチのあるスープに食欲が再燃。卵黄を混ぜるとまろやかさも追加され、まさに旨辛な1杯。手羽先から抽出した鶏油でコーティングされたスープは、いつまでも熱々の状態を楽しむことができます。
平打ちの手もみ麺は主張の強いスープのパンチ力に負けないもちもち食感。すするたびに違った食感が楽しめるのもポイント。
岩のようにスープから顔を出しているのは鶏もも肉の炭火焼き。同店で提供する唐揚げのタレに一晩漬け込んでから炭火で焼き上げた鶏もも肉は、香ばしくジューシー。居酒屋のメインメニューでも提供できるほどのクオリティ。試作段階でこの美味しさは、商品化にかなり期待が高まります。
名古屋名物に一石を投じる「俺の豚骨」
試行錯誤を重ね生み出された手羽とんラーメン。見た目も味もインパクトがありました。ただ斬新なだけでは流行り物扱いで、決して「名物」として名を残すことができないご当地グルメですが、いつの日か名古屋名物の定番として名を連ねるようになってほしいと思うほど、手羽とんラーメンは味に深みがあり、名古屋名物の手羽先へのリスペクトが感じられる一杯でした。
店舗名
俺の豚骨 総本店
住所
名古屋市守山区市場15-21
営業時間
平日
11:00〜15:00(L.O. 14:30)
17:30〜22:00(L.O. 21:30)
土日
10:00〜15:00(L.O.14:30)
17:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日
不定休
電話番号
052-726-6446
店舗名
俺の豚骨 緑店
住所
名古屋市緑区藤塚2-109 アネックス神の倉
営業時間
11:00〜15:00(L.O. 14:30)
17:30〜22:00(L.O. 21:30)
定休日
不定休
電話番号
052-893-9100
ライター名
KENTA
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