「人生で一番大きな1打…」昨年2位・片岡尚之(27)が明かす!あと一歩で栄冠を逃した中日クラウンズ16番ホールの選択とは?

トップと一打差の2位に終わった片岡尚之、去年の中日クラウンズをこう振り返る。
「今まで経験してきた2位の中で一番悔しかった。記憶を消したいくらい悔しかった試合なのかもしれないです」
片岡には今も悔しさが残る一打があった。
「16番は鮮明に覚えてます。あの一打が人生で一番大きかった」

2位と一打差、トップで迎えた16番ホールの2打目。残り126ヤード。クラブ選択に迷いが生じた。握ったのはピッチングウェッジ。放たれたボールは、グリーンを外しラフへ。
「本当にやってしまった。すごい微妙な番手と番手の間で、あの番手選択はストレスかかった、神経使ったなっていう印象ですね」
ここで一つスコアを落とすと、その後逆転を許し、優勝を逃した。しかし、片岡は「去年を経験して楽しみになりましたね。去年の経験は活きると思います」と前を向く。

記憶から消したいくらい悔しかった去年の和合。ことしにかける思いは強いはず、そう思って目標を聞いたところ・・・
「予選通過で。いや嘘です!嘘、嘘。優勝しかないですよね。」
そんなジョークを飛ばす余裕もある。それも去年の経験があるからだろう。

◆片岡 尚之(かたおか・なおゆき)
1997年12月28日生まれ 北海道出身 171センチ 67キロ 東北福祉大学卒
プロ入り後、平均パットの順位は4位以内 パットの名手としても知られる
高校1年生のときに全国大会で結果が出ずとにかくパットの練習に励んだという
ダーツの腕はプロ級