昨シーズン、トップ10入りは6回。賞金ランキングは自己最高の14位。トップ選手の仲間入りを果たした金子駆大はこう振り返る。

「優勝争いも2度させてもらってすごくいい経験が出来た1年だったかと思います。2024年はショットがすごく良かったので」

地元で行われる中日クラウンズ。“難攻不落”と呼ばれる名古屋ゴルフ倶楽部和合コースだが、金子に苦手意識はない。2022年には予選をトップ通過している。

「うまく回れれば自分にもチャンスはある」。初の王冠奪取に向けて、金子は飛距離のアップに取り組む。それは後々、海外への挑戦も念頭に置いてのことだ。

その前にまず、金子にはやらないといけないことがある。

「地元のクラウンズで初めて優勝したいですね。やっぱり応援してくれる人もたくさんいるので」

パワーアップした姿を地元のギャラリーに披露するつもりだ。

「過去4回出させてもらって、一番多く出ている大会だと思うので、色んな和合を経験出来ているので、去年とは違った自分が見せられるように優勝目指して頑張ります。支えてもらっている方もたくさんいるので、そういった方に地元で魅せられたらと思います」

◆金子駆大（かねこ・こうた）
2002年9月4日生まれ　名古屋市出身　177センチ　83キロ　ルネサンス豊田高校卒
2022年の中日クラウンズでツアー6戦目ながら予選をトップ通過し一躍脚光を浴びる
昨季4勝を挙げ最優秀新人賞を獲得した平田憲聖と仲が良く、よく一緒に練習をしている