「みたらし」じゃないんです!黒蜜の甘さ引き立つ伊勢市伝統の銘菓「みつだんご」。三重県伊勢市でなりゆきグルメ旅
CBCテレビ(東海エリア)で夕方放送の報道情報番組【チャント!】。
アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんがリポートする、金曜日の人気コーナー『なりゆきアフロ』は、東海地方の市町村を巡り、出会った人に聞いた「町の美味しいもの」をその場所へ行って味わう“なりゆきグルメ旅”。今回は、三重県伊勢市を旅します。
伊勢の伝統の味。地元でしか食べられない「みつだんご」
出会ったのは、この番組の視聴者さん。
伊勢で生まれ育ち、名古屋に住んでいるという若い男性です。
では、あの質問いってみましょう。
「伊勢市でいちばん美味しいものは?」
その答えは、地元で人気の和菓子店【野むら製菓舗】のみたらし団子。
おやつの時間に食べることが多く、親御さんがよく買ってきてくれた「思い出の味」だとか。
黒い外観が素敵な店舗を訪ね、取材OKを頂き店内へ。
こちらのお店は昭和23年創業の老舗で、現在のご主人・Yさんは3代目です。
「みたらし団子が美味しいって聞いて来たんですが…」と言うと、
「みたらしを、伊勢では『みつだんご』って言うんですよ」と教えてくれました。
『みつだんご(1本108円/注文は5本以上)』は三重県産の伊賀米を蒸して
団子状にしたお餅にこんがり焼き目をつけ、自家製の“ブレンド黒蜜”をたっぷりまとわせたもの。
伊勢市では昔から食べられてきたソウルフードですが、
現在も販売しているお店はわずか3店舗ほどしかないそうです。
特別に店内で試食させて頂きます。
パッケージを開けると、いい匂いが。
「おいしい。甘さが引き立つ!」
使っている黒糖は、和三盆を白くする工程で副産物として出るもの。
伊勢市出身の人は、帰ってこないと食べられないという「地元の味」なんです。
取材している間に、13歳の「4代目」が帰宅。
『みつだんご』などの和菓子が大好きだという中学生のSくん、
わずか6歳の時に跡を継ぐと決めたという次世代のホープです。
これからも伝統の味を守り続けてほしいですね。
そして…この「なりゆきアフロ」のコーナーは、今回が最終回。
副島くんが、2年9か月間の想いを語ります…。
なりゆきアフロ全体を通してなんですが、やはり食べることは生きることに繋がっています。
出会った人たちの人生観にまで、厚かましくも深く触れてこられたと思います。
゛副島くん、頑張って!いつも見てるよ!!“と言われることが本当に支えでした。
【なりゆきアフロ】を愛してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
(12月17日(金)「チャント!」より)