「コスパ最強」でもランクイン…意外なバーミヤン『人気ないメニュー』 “注文画面”の作りで憂き目も
「街の中華屋さん」をコンセプトに、安くておいしいと人気の中華料理のファミリーレストラン『バーミヤン』。
34年前に東京・町田市に1号店が誕生してから、今では全国に300店舗以上。東海地方にも13店舗を展開しています。
そんなバーミヤンのメニューは、およそ100種類。その中の“人気のないメニュー”を、名古屋市昭和区の桜山店にお邪魔して調査しました!
ワースト3は…
まず、ワースト3は…『コク旨マーボー麺ランチ<850円(税別)>』。
本場、中国・四川省の豆板醤を使用し、うまみやコクが感じられるマーボー豆腐を自家製麺にたっぷりとかけたマーボー麺と、餃子やアンニンドウフなどのサイドメニューから1品、さらに、ドリンクバーが付くメニューです。
市野瀬瞳リポーター:
「うまっ!本当にコク旨」
味はバツグンですが、なぜ人気がないのでしょうか…。
バーミヤン 宮本さん:
「平日のランチメニュー限定で提供しているので、注文の数も減ってしまいます」
『コク旨マーボー麺ランチ』は、朝から夜まで営業しているバーミヤンで、平日のランチでしか注文できないメニューなので、注文数が伸びないようです。
ワースト2は…
続いて、ワースト2は…『中華団欒コース(スープバー付き)<1499円(税別)>』。
餃子にチャーハン、海老チリなど全部で8品の豪華なコースメニューです。それぞれを単品で注文した場合と比べて、500円以上もお得。しかし、なぜ人気がないのでしょう…。
バーミヤン 宮本さん:
「コスパ最強のメニューなんですが、まだ認知度がなくて…」
注文の際に使うタブレット画面を見ると、理由が分かりました。
市野瀬リポーター:
「定番メニューは上の方にありますが、コースメニューはここ!一番端の一番下です」
定番メニューの方が、見えやすい位置に表示されているため、お客さんはコースメニューを見ないうちに注文を終えてしまうんだそうです。
人気ワースト1は…
そして、バーミヤン約100種類のメニューの中で、人気ワースト1は…『黒蜜きなこ揚げパン バニラアイス添え<399円(税別)>』。
たっぷりの油でしっかり揚げた揚げパンにバニラアイスをのせ、黒密ときなこをかけ、和風に仕上げたデザート。見た目からおいしいそうですが、なぜ…。
バーミヤン 宮本さん:
「デザートには、「はちみつ揚げパン バニラアイス添え」というロングセラー商品があります。そちらがライバルでして、不動の人気を誇っております』
気になる、人気ワースト1のお味は…?
市野瀬リポーター:
「黒蜜がいい甘さなんですよ!和菓子の好きな人は黒蜜が大好きじゃないですか、でもアイスも食べたいし、でも揚げパンも食べたいし…と全部の欲を満たしてくれる味ですね」
一方、人気“ベスト3”の方は、1位が『本格焼餃子(6個)<239円(税別)>』、2位が『バーミヤンラーメン<499円(税別)>』、そして3位が『チャーハン<499円(税別)>』と、いずれもコストパフォーマンスの良い定番中華がランクインしました。
またコスパと言えば、「お酒がほしい!」という方におすすめなのが…。
バーミヤン宮本さん:
「こちら紹興酒です。99円でご提供させて頂いています」
なんと1杯99円(税別)の紹興酒(ロック)!中国・紹興市の酒蔵で作られた、こだわりの5年ものを破格の値段で提供しているんです。
しかも紹興酒だけではなく赤・白のワインや梅酒(ロック)も99円(税別)。さらに…。
バーミヤン 宮本さん:
「焼酎のボトルキープサービスも行っております」
バーミヤンではボトルキープサービスを11年前から導入(4ヶ月1299円・税別)。
自分の好みで、お酒をドリンクバーのソフトドリンクで割ることができたり、グループで分け合えたりできたりするそうです。
おいしいのに苦戦しているメニューから、お得なドリンクまで…。身近なバーミヤンには、まだまだ知らない魅力がたくさんありました!