台湾で買った“マズイ漢方茶”を飲む方法を教えて!
毎週月~金曜日の夕方にCBCテレビで放送している情報番組【チャント!】。毎週水曜日の人気コーナー『全力!お助けちゃん』では毎回、何事にも全力で取り組むBOYS AND MENの平松賢人が視聴者の方から寄せられたお悩みをサポートしています。
今回は、「台湾で店員さんに勧められて買った漢方茶がマズくて飲めません。料理にアレンジするとか何か良い方法はないでしょうか?」という、愛知県の女性Iさんのお悩み。
Iさんを悩ませているのは、4種類の漢方をお湯で煎じて飲むタイプの漢方茶。平松くんも試飲させてもらいます。
「匂いは“濡れた草のにおい”がしますね。(一口飲んで)あーっ!マズイ!結構甘いですね。砂糖を混ぜた水に、ゴボウの嫌なところだけ残しました…という感じの味ですね」。
この漢方茶をどうにかして飲みたいというIさんのお悩みを、平松くんと一緒に解決してくれるのは薬膳料理研究家の谷口千尋先生。
谷口先生に漢方茶を見てもらったところ、実は立派なお茶だということが判明します。
消化機能などを助ける「朝鮮人参」、体のむくみをとってくれる「オウギ」、血液を補い精神をリラックスできる「ナツメ」、そして杏仁豆腐によく乗っている「クコの実」をブレンドしたものでした。特にクコの実は、別名「ゴジベリー」といってミランダ・カーさんが食べていたことでも知られ、その昔はクレオパトラや楊貴妃も美容のため愛飲していたと言われているのだとか。
そんな漢方4種をブレンドした漢方茶を、どうしたら飲めるようになるのでしょうか?
漢方茶は他の物と混ぜてもOKとのこと。そこで、緑茶・紅茶・はちみつと混ぜて飲んでみます。
Iさんの反応は、緑茶×、紅茶△、はちみつは「美味しい!これなら飲めます」と好評。人によって好みの味があるのでいろいろ試してみてください。
続いては、薬膳料理研究家の真骨頂、アレンジレシピ。
出汁を漢方茶で代用し、炊飯器を使ってお手軽に再現する『サムゲタン風おかゆ』を紹介いただきました。
作り方はカンタン!炊飯器にお米(1/2合)、お水の代わりに漢方茶(適量)、みじん切りにしたニンニクと生姜(各小さじ1)を加えます。さらにネギ(1/3本)、鶏手羽元(6本)を入れて、酒(大さじ2)、塩(小さじ2/3)、ゴマ油(小さじ1)を混ぜたら、あとは「おかゆモード」で炊くだけ。炊飯器で炊いてもお茶の効能が失われることはないので大丈夫です。
気になるお味は、「美味しいです!すごく香りが良くて、あのお茶を使ったとは思えない!こんなに美味しくなると思わなかったです。これから作ります」とIさん。
見事お悩み解決です!
…といきたいところですが、実はIさん、漢方茶だけでなくピーマンの苦味とシイタケの匂いも苦手だそう。そこで谷口先生が、お子さんにもオススメのお手軽克服メニューを伝授してくれました。
まずはピーマン。苦味を抑えた『ピーマンと塩コブ炒め(2人分)』の作り方です。
ごま油(適量)をひいて、細切りにしたピーマン(4個)と塩昆布(5g)いりごま(適量)を適度に炒めます。たったのそれだけ。ピーマンはたての繊維にそって切ると苦味が出にくいそうです。
Iさんが食べてみると「うーん…ピーマンですねぇ」。平松くんは、「思った以上に美味しいです。言うほど苦くないですし」。
「例えばここにお肉や砂糖や醤油を加えると、苦味がもっと和らぎますよ」と谷口先生。ピーマンが苦手な人はぜひ試してみてくださいね。
お次は、Iさんが「ニオイが苦手」と言うシイタケを丸ごと使った大胆メニュー『シイタケのミソチーズ焼き』です。
こちらも調理はいたってカンタン!シイタケに甘味噌をたっぷり塗り、その上にベーコン、さらにピザ用のチーズをのせてオーブントースターで焦げ目がつくまで焼けば完成です。
果たしてシイタケの香りは消えているのでしょうか?Iさんの実食です。
「うん、おいしい!味噌やチーズを使っているので香りも良いですが、シイタケ自体が美味しく感じます。」
“シイタケが美味しく感じる”という言葉に谷口先生もご満悦。今回のお助けも大成功!!
お家に眠っている漢方茶がある方、またピーマンやシイタケが苦手という方も、試してみてはいかがでしょうか?