子どももハマる!和風の「昆布だしピクルス」&砂糖入りでも甘くない「上海風エビと野菜炒め」

スーパーで買い物を終えたお客さんの"カゴの中身"を見せてもらい、自宅での調理風景を撮影する企画「カゴ中 大調査」。
購入した食材から生まれるアイデア満載のレシピや調理の工夫には、それぞれの家庭ならではの"我が家流"が詰まっています。
今回は、名古屋市瑞穂区にある「サポーレ瑞穂店」と、熱田区の「サポーレ熱田伏見通り店」で調査。家族が笑顔になる2つの“我が家流”レシピを紹介します。
塩だけじゃない!砂糖も使う上海風味の「エビと野菜炒め」

「サポーレ熱田伏見通り店」で出会ったのは、上海から来日して15年という女性、タイ・セイクンさん。むきエビ・チンゲン菜・ニンジン・ブロッコリーなどを購入していました。
(タイ・セイクンさん)
「ブロッコリーとニンジン、むきエビで、味付けも簡単。塩だけで炒める。中国では、砂糖をちょんちょんと入れたら、味がよりおいしくなる」
その“上海風のエビと野菜炒め”を撮影させてもらうため、ご自宅へお邪魔しました。
ご主人も中国出身で、現在は家族4人暮らしとのこと。あらためて、上海では料理に砂糖をよく使うのか尋ねると…。
(タイ・セイクンさん)
「(味の)基本は塩と砂糖」
上海の家庭料理では、砂糖を加えるのが一般的だそう。さらに料理するのは母親ではなく…。
(タイ・セイクンさん)
「上海では、父親が料理を作る」
つまり“おふくろの味”ではなく、“おやじの味”が上海のスタンダードのようです。

「上海風エビと野菜炒め」材料
むきエビ
ニンジン
ブロッコリー
玉ネギ
「上海風エビと野菜炒め」作り方
① むきエビ・ニンジン・玉ネギを小さめに切る。ニンジンとブロッコリーは別にしてお湯を準備。
② フライパンに玉ネギとむきエビを入れて炒め、料理酒を加える。
③ エビの色が変わったら、下ゆでした野菜を加える。
④ 塩と砂糖を加えて軽く混ぜ、ふたをして蒸らす。

「上海風エビと野菜炒め」“我が家流”ポイント
・ニンジンとブロッコリーは炒める前に1分ほど下ゆでして、食感を柔らかくする。
・塩と砂糖を同時に加える。
料理名は「上海風エビと野菜炒め」。程よい甘みとコクが出る一品です。
洋風ピクルスを昆布だしで和風に!「昆布だしで漬けたピクルス」

「サポーレ熱田伏見通り店」で出会った女性は、セロリ・キュウリ・ニンジン・紫玉ネギなどを購入。何を作るのか尋ねました。
(恵子さん)
「ピクルスを作ろうかなと思います。(Qけっこう作る?)自分で思った以上に簡単にできるから、結構作ります。食べ終わったら作る、食べ終わったら作るっていう感じ。まず、昆布のだしをとるんですよ」
洋風のピクルスを、和風の昆布だしで作るという恵子さんのご自宅へ。
冷蔵庫からは、ぬか床・セロリと昆布の浅漬け・ガリが登場。自分好みの味を探るうちにたどり着いた、オリジナルレシピです。
(恵子さん)
「ピクルスって洋風なんですけど、昆布だしを入れると少し和風になって、まろやかで食べやすくなる気がしますね」
お気に入りの料理家さんのSNSを参考にしながら、独自にアレンジしたそうです。

「昆布だしで漬けたピクルス」材料
キュウリ
ニンジン
紫玉ネギ
セロリ
昆布
砂糖
米酢
黒酢
塩
ローリエ
「昆布だしで漬けたピクルス」作り方
① キュウリは大きめに切る。ニンジンは皮付きのまま、紫玉ネギは細かくカットする。
② セロリは繊維を取り除き、食べやすい大きさに切る。
③ カットした野菜に塩をもみ込み、重しを乗せて30分置く。
④ 30分経ったら水分を絞る。キュウリはコリッとした食感を残すため、絞りすぎない。
⑤ 昆布だしを作る。水・昆布・砂糖・米酢・黒酢・塩・ローリエを加え、温めながら煮出す。
⑥ 野菜にひたひたになるまでだしを注ぎ、30分~1時間ほど漬けたら完成!

「昆布だしで漬けたピクルス」“我が家流”ポイント
・洋風ピクルスは昆布だしで漬けて、和風のまろやかさをプラス。
・砂糖・米酢・黒酢・塩・香りづけのローリエを加え、温めながら混ぜ合わせる。
お子さんも思わずお箸が止まらなくなるほど!酢のツンとくる香りが昆布だしでやわらぎ、子どもでも食べやすい味に。まろやかな酸味と昆布のうまみが広がる、やさしい一品です。
買い物カゴに詰まった、家庭ならではの工夫とアイデアがぎっしり。どの“我が家流”レシピも、ど手軽に真似できるのでぜひ試してみてください!
CBCテレビ「チャント!」2025年9月18日放送より
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