「餃子の王将」の“注文が少ない”メニューを調査!ありそうでなかった酢豚のエビ版!?西日本限定メニュー「海老の甘酢」とは
人気店のなかなか注文されない“埋もれメニュー”を、名古屋よしもと所属の中山真希さんが全力で調査!今回は、全国に約730店舗を展開、32か月連続で過去最高売り上げを更新中(9月末現在)の中華チェーン「餃子の王将」です。豚肉、野菜、小麦粉に至るまで国産にこだわった看板メニュー「餃子」をはじめ、メニューは約50種類!
1日に約200万個販売!人気No.1の看板商品は「餃子」
まずは、人気メニューBEST3を紹介。第3位は「鶏の唐揚」。特製ダレに漬け込み、やわらかくジューシーに仕込んだ若鶏をカラッと揚げた人気メニュー。
第2位は「炒飯」。他の白ご飯とは別に、炒飯用のご飯を炊きあげるこだわりぶり。しょうゆベースの秘伝のタレで炒めた、しっとりかつパラパラで香り豊かな一品。
第1位は「餃子」。全国で1日に約200万個売れる看板商品!一切冷凍することなく、毎日自社工場から配送。皮のモチモチ感や餡のジューシーさは唯一無二の味わいです。
(餃子の王将 一宮バイパス店・安藤宏輔店長)
「2024年1月にショウガの調理法をリニューアル。より、ショウガの風味を感じられるようになりました」
プロの炒め物技術が満載の「豚辛ラーメン」!
それでは、埋もれメニューの発表です。第3位は「豚辛ラーメン」。やわらかい豚肉と、ふんわり玉子がたっぷり!後からうま味と辛味が追いかけてくる一品。
埋もれた理由は「ラーメンの二大巨頭が強すぎる」から。安藤店長によると、麺類で圧倒的人気No.1は、しょうゆ豚骨味が絶妙な「餃子の王将ラーメン」。さらに、豚辛ラーメンの2か月後に発売された「忘れられない中華そば」が、約4カ月で200万食を売り上げる大ヒット。この2つが強すぎるあまり、埋もれてしまったそうです。
豚辛ラーメンには、プロの炒め物技術をつぎ込んだこだわりが満載。豚肉は、やわらかく仕上がるように下処理してから、油通しで旨みを閉じ込めます。野菜は、ニンニクと背脂で炒めることで、コクと旨みが大爆発。それに合わせるのは、ビーフエキスなどをオリジナルブレンドした旨辛スープと、北海道産小麦を使用したモチモチの中太麺。ラーメンと炒め物のおいしさが楽しめる最強のコンビネーションです!
店長イチオシ!調理の順番にこだわった「肉と玉子のいりつけ」!
第2位は「肉と玉子のいりつけ」。豚肉にふわとろの玉子、タケノコやキクラゲの食感が楽しめる店長イチオシの一品。
埋もれた理由は「中華としては、ちょっと地味」だから。安藤店長によると、「中華」といえば「ニラレバ炒め」や「麻婆豆腐」など、分かりやすい料理が人気。定番と比べると地味な見た目で、埋もれてしまったのではないかとのこと。
しかし、このシンプルさこそ、料理人の技術が求められるのだとか。玉子をふんわり炒めるためには、お玉・鍋の使い方と火加減が難しいとのこと。
(餃子の王将 一宮バイパス店・安藤宏輔店長)
「中華料理は調理工程の順番だけで風味・食感が変わってくる。調理の順番もこだわっています」
食べた時に一番おいしいと思える食感になるように、火加減はもちろん、食材を入れるタイミングも緻密に計算。味付けは、鶏ベースの特製スープで絶妙な塩加減です。
西日本でしか味わえない!プリプリのエビを10匹も使った「海老の甘酢」
第1位は「海老の甘酢」。エビが10匹も入った“酢豚のエビバージョン”です。
埋もれた理由は「定番の陰に隠れてしまった」から。安藤店長によると、エビ料理では「海老のチリソース」、酸味のある料理では「酢豚」が人気。定番メニューの陰に隠れてしまっているそうです。
このメニューにも並々ならぬこだわりが!エビは、プリプリ食感を出すために丁寧に下処理し天ぷらに。野菜に油通しするタイミングで、さらに二度揚げ!外はサクサク、中はプリプリ食感を実現しました。
(餃子の王将 一宮バイパス店・安藤宏輔店長)
「お酢が入っているので、加熱しすぎると酸味が飛んでしまいます。手早く調理することが、おいしい風味を感じるためのポイントです」
海老の甘酢は“超早業”!甘酢ダレに食材を合わせたら、もうでき上がり!速さがおいしさの秘密です。
しかも、実は西日本の一部店舗でしか販売されていない限定メニュー。これが、食べられる東海地方のみなさんはラッキーです!
こだわりが詰まった餃子の王将の埋もれメニュー。皆さんも注文してみては?
CBCテレビ「チャント!」2024年10月17日放送より