スーパーで気になる他人の買い物カゴの中身。精算を終えた皆さんのカゴの中を見せていただき、何を買ったのか、その食材で何を作るのかを調べる「カゴ中大調査」。名古屋市熱田区にある「サポーレ熱田伏見通り店」で調査しました。

調理家電で賢く時短！子育てママの強い味方「電子鍋」の活用術

30代夫婦のカゴの中は、玉ネギ、トマトピューレ、鶏肉などを購入。何を作るのか尋ねると…。

（ママ・伊藤春瑠さん）
「牛肉が別で買ってあるのでトマト煮を。電子鍋に材料を放り込むだけでトマト煮ができるので」

便利な調理家電でつくるトマト煮を撮影させてもらうため、お邪魔しました。伊藤家は、４人兄妹がいる６人家族です。助産師をしながら子育てをする忙しいママ。便利な調理家電を使い始めたら家事が楽になり、次々と導入しています。料理を選んだら、勝手に調理してくれるスチームオーブンレンジ。お米の銘柄指定に合わせておいしく炊き上げてくれる炊飯器などがある中、重宝しているのが…。

（ママ・伊藤さん）
「この魔法のお鍋がわが家では大活躍。（中に）棒がついていて回ってくれるので、勝手にかき混ぜてくれるんです」

３年前に約５万円で購入し、使い始めたら時間に余裕ができたんだとか。トマト煮の作り方は、玉ネギ、ピーマン、キャベツなどをざく切りにして鍋へ。さらにトマトピューレなども入れ、塩、オリーブオイルを加えてスイッチON。あとは勝手に鍋がやってくれます。野菜の水分を使った無水調理で完成です。トマト煮ができるまでの間に他のおかずも作り、食卓を囲んでおいしくいただきました。

生地にあるものをプラスして、ソースいらずの濃厚たこ焼き！？

サポーレに戻ってカゴ中調査を続行していると、たこ焼きの材料を買った女性を発見。カゴの中にはたこ焼き粉、タコ、揚げ玉などが入っています。話を聞くと、子ども6人を含む総勢10人でたこ焼きパーティーをすると聞き、神野家にお邪魔しました。

遊びに来た服部さんファミリーのお子さんも含めると、とても賑やかです。サポーレで買ったたこ焼きの粉は、通常水と卵で溶くだけですが、この家ではキャベツとネギを加え、さらに…。

（神野さん）
「これ白だしです。（味が）物足りないので、ちょっと足します」

さらにしょう油も加え、しっかり味を付けた生地で焼くのが我が家流。ソースがいらなくなるといいます。

服部家のパパと神野家のパパが率先してたこ焼きを焼く姿は、手慣れたもの。出来上がったたこ焼きを頬張りながら、笑顔の子どもたちとママでした。

パック寿司にひと手間かけて簡単グレードアップ！

サポーレに戻ると、パック寿司とチーズ・豚の切り落とし肉を買った女性に出会いました。

（下平佳代さん）
「おすしのサケもアレンジを加えて、家で食べようかな」

おいしくてお値打ちなお寿司を、チーズ等を使ってさらにグレードアップすると聞き、お宅にお邪魔しました。

下平さんは、ご主人と高校生の息子さんと3人暮らし。この日ご主人はお仕事で不在でしたが、代わりに近くに住むおばあちゃんが来てくれました。お寿司のグレードアップは、まずサーモンとエビを取り出し、ソースを塗り始めました。

（下平さん）
「バジルソースが本当、マジ神なんですよ」

バジルソースの上にマヨネーズを乗せ、チーズをトッピングしたら、そのままオーブントースターへ。約3分焼けば、「あぶり焼き風のバジルチーズ焼き」の完成です。これで我が家流のお寿司へグレードアップ、チーズがトロトロ、オーブンの火は上から当てるだけなので酢飯への影響はないそうです。続いてのアレンジは…。

（下平さん）
「これ白だしです。ごま油をちょっと入れて。カルパッチョみたいな感じ、和風カルパッチョ」

酢飯にのっている白身魚を白ダシとゴマ油のタレにからめると、「漬け」風に。アナゴは、レンチンすることで身がふっくら仕上げになります。

もう一品、チーズとバジルで「豚肉のバジルチーズ焼き」を作りました。普段「おいしい」を言葉にしない息子さんにも大好評。冷めてもおいしいので、お弁当にもぴったりです。買い物カゴには、それぞれの我が家流が詰まっていました。

CBCテレビ「チャント！」3月5日放送より