「アボカドのぬか漬け」や「ルール0のお好み焼き」!?カゴ中調査で見つけた面白すぎる“我が家流”とは?
会計のレジに並んだり、精算後の袋詰めをしたりしている時に気になる、他人の買い物カゴ。スーパーで買い物を終えた皆さんのカゴの中を見せてもらうのが、「カゴ中大調査」です。何を買いましたか?その食材で、何をつくりますか?お盆シーズンでにぎわう名古屋市千種区にある「覚王山フランテ」で調査しました。
“お好み焼きにルールなし”!関西出身の家庭で作るお好み焼き
キャベツが自宅に余っているため、食材を買い足しに来たのは40代会社員男性と30代公務員女性の夫婦です。カゴの中には豚バラ肉スライスや、合いびきミンチなどが入っていました。見事な関西弁を話す、名古屋に来て4年目の関西出身の家族。キャベツと豚バラ肉でお好み焼きを作る予定です。他に入れる具材を聞きました。
(奥さま・美佑季さん)
「残り物やけどね。もう残っている野菜全部刻んで入れたりとか」
週末は、だいたいお好み焼きかたこ焼きだという一家。本場関西の人が作るお好み焼きを撮影させて欲しいとお願いし、お宅にお邪魔しました。今日の調理担当は、ご主人の創さんです。
余っていたキャベツを刻み、既製品の粉、卵、水、天かす、干しエビを加えるまでは、納得のラインナップ。続いて準備した具材は、残り物のちくわでした。このちくわを入れるのが我が家流です。
(奥さま・美佑季さん)
「ちくわ入れます。入れないんですか?ちくわは味出るんで入れますね」
ちくわ以外にも、シーフードミックスを入れることもあり、お好み焼きに入れる具材にルールがないというのも、我が家流とのことでした。1歳の娘・彩笑ちゃんの分には、ニンジンとタマネギを刻んで入れます。家族3人で、おいしくいただきました。
ミョウガにアボカド!?あらゆる野菜を漬ける“ぬか漬けの達人”
続いて、長芋やミョウガ、ミニトマトなど、野菜をたくさん買っている女性に話を聞きました。
(奥さま)
「長芋です。いつもこれをぬか漬けにしている。皮をむいてお漬物に」
なんと、ミョウガやミニトマトもぬか漬けにするといいます。実はこの女性、あらゆるものを漬ける“ぬか漬けの達人”さん。どんなものか気になり、お宅にお邪魔させてもらいました。4歳の娘さんとお揃いのエプロンで迎えてくれた奥さまは、今年の春に名古屋へ引っ越してきました。
さっそくぬか床を見せてもらうと、小さめのものが登場。奥さまのお母さんがぬか漬けを作っていたことから、影響を受けて始めたのだそう。
(奥さま)
「長芋です。しっかり漬かったのが好きなので、小さく切って」
他にも、買い物カゴに入っていたミョウガやミニトマト、アボカドも出てきました。大体1~2日で漬かり、おいしいと気に入っています。野菜は何でも漬けるとおいしくなるそう。減ったぬかは継ぎ足し、毎日必ずかき混ぜて、ぬか床が悪くなるのを防いでいます。さらに、ぬか床に顆粒だしを加えるのも我が家流。薄くなったぬかが、しっかりとした味になるといいます。
(奥さま)
「母直伝で『味が薄くなった』と相談したら、顆粒の昆布だしをいれるといいよ(と聞いた)」
洗った野菜を、娘さんと一緒においしくいただきました。次はパプリカを漬けてみたいそうです。
和風調味料で作る“辛くない麻婆豆腐”!
夏バテ予防に甘酒を買いに来た親子のカゴには、エビや豆腐、合いびき肉が入っています。一体何を作るのか聞きました。
(30代主婦)
「茶碗蒸しと、麻婆豆腐みたいな炒め物。辛くはない。おみそで味付けして、とろみつけて」
家族全員同じものを食べられるようにと考案された“辛くない麻婆豆腐”を撮影させてもらうため、お宅にお邪魔しました。3人家族で、息子の理人君はまだ2歳です。
ニンジンとタマネギをみじん切りにし、ひき肉を炒めます。中華ダシや豆板醤の代わりに、みそとみりん、料理酒などの和食調味料で、辛さのない薄味に仕上げるのが我が家流。みりん多めで、理人君も食べやすい甘めの味に仕上げました。最後に水溶き片栗粉と豆腐を入れて、ひと煮立ちさせれば“辛くない麻婆豆腐”の完成です。
同じころ、エビと鶏肉の茶碗蒸しもできあがりました。週に一回は作るという“辛くない麻婆豆腐”。お母さんは、豆板醬で辛みを少しプラスします。
(30代主婦)
「やはりちょっと甘いけど、(豆板醬で)辛さも加わりました」
買い物カゴの中には、それぞれの我が家流が詰まっていました。
CBCテレビ「チャント!」8月29日放送より