日本一!?「短い駅地下」「絶景の喫茶店」地元の人のみぞ知る愛知・蒲郡市の穴場とは
海に面した愛知県蒲郡市は、様々なマリンスポーツなどが楽しめる夏のリゾート地です。竹島などの人気スポットだけでなく、名物ガマゴリうどんや三河湾でとれる海鮮グルメなどが楽しめます。
人気の観光スポットではなく、地元の人のみぞ知る穴場を大捜索する「アナタの感動!とっておきツアー」。CBCアナウンサーの松本道弥(以下、松本アナ)が徹底調査しました。
日本一!短い駅地下でワイルドな焼き鳥店大将を発見
人気の観光地、竹島を散歩中だった蒲郡在住のご家族に、穴場を聞いてみました。
(男性)
「駅地下、わかります?日本一短い地下街。地下に3、4店舗ぐらいあるのかな。全部どこもいいお店で、ノスタルジックな雰囲気がいい。『鳥太郎』っていう焼き鳥屋がある。ワイルドな焼き鳥屋さん、行けば分かる」
さっそく蒲郡駅へ向かい、地下に続く階段を下りて行くと、聞いていた通りの短い地下街を発見しました。昭和42年、駅を南北に横断する地下道が整備されるも、平成18年に駅が高架になり、地下道は不要に。店舗のある北側地下街だけ残り、今の長さになりました。
現在営業中の7店舗の中から、焼き鳥店「やきとり鳥太郎」を発見しました。ワイルドだと言われる理由は、大将の生き方のようです。
(大将・竹内仁宏さん)
「蒲郡が一望できる砥神山って山の頂上に仏様があって、その山に毎朝お参りに行って。ほら貝を吹いて身を清めて」
大将は、焼き鳥店の店主であると同時に、山の中で修行をする山伏でもありました。18年前、身内の不幸をきっかけに、霊峰・砥神山を毎日早朝に登る修行を続けているそう。焼き鳥店と山伏、二足のわらじで頑張る大将は、確かにワイルドです!
船着き場でクラゲの観察会!?上手に捕獲できるのか…
地元の方にも人気の「竹島水族館」で、飼育員歴16年の三田圭一さんに穴場を聞きました。
(飼育員歴16年・三田圭一さん)
「水族館のすぐ近くに船着き場があって、クラゲの観察会(をやっている)。僕らもここに採集に行って、水族館の展示槽に入れるんです」
松本アナが行きたいとお願いし、三田さんが快諾。見事クラゲを捕まえられたら、水族館に展示してもらえるかも!という期待を込めて、採集道具を持ち近くの船着き場へ向かいます。船着き場に到着して注意深く水面を見ていると、さっそくクラゲを発見!
(飼育員歴16年・三田圭一さん)
「(網を)あげる時に、出てっちゃうことがある。ゆっくりあげてください」
クラゲを捕まえた松本アナは、まずこのクラゲが生きているかどうかを三田さんに確認してもらいます。
(飼育員歴16年・三田圭一さん)
「(Qこのクラゲは生きていますか?)生きてはいるんですけど…。空気が(体内に)たまってしまっているんです。これはもうダメージ受けてます」
残念ながら“マツモトクラゲ”は幻となり、展示とはなりませんでした。
4つの島を望む絶景と希少なコーヒーが味わえる「日本一の喫茶店」
船着き場から歩いてやってきたのは、蒲郡市東部にある三谷海岸。遠浅で、マリンアクティビティを楽しむ人たちに人気のビーチです。砂浜にいた荒木さん夫婦のおすすめする場所は…。
(荒木信広さん)
「僕たち湘南の方から移住してきたんだけど、この絶景の場所で宿泊施設をやるために、ひとめぼれして来たの」
荒木さん夫婦がほれ込んだ絶景とは、高台の上にあるカフェ「HILL TOP」からの眺め。店主がかなり変わっていると聞き、連れて行ってもらいました。入口横の掲示板には「日本一の喫茶店」の文字が。気さくなマスターが迎えてくれた店内で、「日本一の喫茶店」の理由を聞いてみました。
(マスター・長田埋さん)
「これ日本一だもん、景色が日本一ね」
晴れている日は蒲郡市内だけでなく、渥美半島、志摩半島、知多半島、西浦半島と4つの半島までが見渡せる絶景です。64年前、この絶景を皆に見せたいとカフェをオープンしました。ここから見る夕日は、マスターいわく日本一の絶景!
さらに、マスターが誇るもうひとつの日本一が…。
(マスター・長田埋さん)
「コーヒーも日本一。飲まにゃダメだよ」
インドネシアのトラジャ地方でしか栽培されていないという、とても希少なコーヒー豆を使用するこだわりぶり。
(マスター・長田埋さん)
「日本一だって!東京にこんなコーヒー売ってへん(※本人談)」
蒲郡の絶景を味わいながら、希少なコーヒーを味わえるということが日本一!ということのようです。今回も蒲郡の穴場を発掘することができました。
CBCテレビ「チャント!」7月14日放送より