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カフェ経営・離乳食開発・絵本作家 3つの顔を持つ“魚屋さんの嫁”が目指すものとは

カフェ経営・離乳食開発・絵本作家 3つの顔を持つ“魚屋さんの嫁”が目指すものとは

2022年2月、三河湾の海沿いにオープンした魚料理が自慢のカフェ。オーナーは、魚屋さんに嫁いだ2児の母。カフェ経営に子育てと大忙しですが、離乳食の開発に絵本作家デビューなど、なんでも挑戦する魚屋さんの凄腕ママに密着しました。

魚屋さんの嫁がカフェをオープン! 土日はすぐ満席になる人気店に

新鮮な魚が味わえると人気の西三河。三河湾の海沿いにある「カフェ・メールブリヤン」はオーシャンビューのテラス席や、本格的な魚料理で土日はすぐに満席になる人気店。

お店でテキパキと動いているのが、店長の神田光さん(40歳)です。元々名古屋で料理人をしていて、13年前に柳橋の市場などに魚を卸している地元の老舗鮮魚店に嫁いできました。

2児の母として仕事と子育てを両立している光さん。息子・祐星くん(8歳)と、娘の鈴ちゃん(4歳)は、閉店後はいつも店の掃除を手伝います。

(祐星くん)
「(好きなご飯は)黒ムツの照り焼き!」

魚屋さんの子どもだけあって、大の魚好きに成長。夫の敬祐さん(43歳)に光さんの人柄を聞いてみました。

(カネカ神田・神田敬祐社長)
「『やりたい』『こうしたい』と思ってからの行動に移すスピードがすごい。尊敬している」

新鮮な魚を安心して食べられる離乳食をプロデュース

神田家を切り盛りする光さんは、カフェオーナーの他に自ら「ととBABY」という離乳食のプロデュースもしています。

(メールブリヤン・神田光店長)
「魚を赤ちゃんが食べられる最終段階、10グラムにカットしていく」

乳幼児が1度に食べるのに適正なタンパク質の量に合わせ、10gずつにカットした切り身を個別包装。

丁寧に下処理されているので、煮る・蒸す・焼くどんな調理方も自由自在!夫・敬祐さんが近くの漁港で仕入れてきた魚をその日の朝急速冷凍するので超新鮮です。

(メールブリヤン・神田光店長)
「自分が得意とする分野をカネカ神田(夫の会社)の中で見出したい。子どもが生まれる前に思った。(自分で)勝手に『魚屋の嫁』って言いだした」

料理人としての経験を生かすため、「魚屋の嫁」として自らをブランディング。

子育ての中での苦労から、祐星くんが1歳のとき離乳食インストラクターの資格を習得、新鮮な魚を安心して食べられる「ととBABY」を開発しました。

(メールブリヤン・神田光店長)
「誰が仕入れて、誰が商品を加工しているかというのが見えて“安心・安全”も一緒に赤ちゃんやお母さんに届けたい」

インターネット販売のため、いまでは全国から注文が殺到しています。

「ママ楽しそう!」と思ってもらいたい 心に決めているマイルール

「魚屋の嫁」として魚の美味しさを伝え続ける光さん。

その一つとして、“だしソムリエ”の資格を取得し、魚の美味しさを伝えると共に、だし講師として出張授業も行っています。

さらに、その活動はとどまることを知らず、食育の一環で2021年「おかゆ」を題材とした絵本を出版しました。

(お客さん)
「こだわっている。それを自分の家だけじゃなくて、店で使ってみんなに提供しているのがすごい」

11時半のお店のオープンから、接客や料理の仕込みまで忙しく働く光さん。営業中は、休むことなくほぼ立ちっぱなし。

でも、どれだけ疲れていても、次の日の準備も欠かしません。そんな生活の中で、1つだけ心に決めているマイルールがありました。

(メールブリヤン・神田光店長)
「子どもたちに『ママ楽しそう』って思ってもらえるような働き方がしたい、楽しそうだってわかってもらえるモチベーションでいたい」

CBCテレビ「チャント!」8月1日放送より

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