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加藤愛アナが愛知県津島市の愛されフード『あかだくつわ』を調査! 硬いけどクセになる! 手間ひまかかった御利益ありのお菓子

加藤愛アナが愛知県津島市の愛されフード『あかだくつわ』を調査! 硬いけどクセになる! 手間ひまかかった御利益ありのお菓子
CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知県津島市』の『あかだくつわ』です。

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【動画はコチラ】ほぼ愛知・津島市だけ愛されフード『あかだ くつわ』をいただきます!【チャント!】

シンプルだけど揚げに1時間! カッチカチになる秘密がここに!

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聞き込みをすると、正しくは『あかだ』『くつわ』のようで、どちらも歯が折れるくらい硬いお菓子だとか。『あかだ』は丸くて、『くつわ』はイカリング風の輪っかの形。津島神社の隣に専門店が3軒あり、加藤アナは地元の人に薦められた『あかだ屋 清七(せいしち)』におじゃましました。この店は、江戸後期創業の193年続く老舗。創業当初から愛されているという『あかだ』『くつわ』が登場すると、確かに梅干しのように丸いものと、イカリングのようなお菓子です。

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まず『あかだ』をいただくと、「硬い! 噛めません」と加藤アナ。徐々に噛み砕き味わうと、ゴマの風味や甘さを感じました。材料は、米粉、黒ゴマ、なたね油。米粉で黒ゴマ入りの餅を作り、小さく丸めてなたね油で揚げます。硬く仕上がる秘密は、弱火で1時間かけてじっくり揚げること。餅の水分が完全に抜けるため、歯が折れそうなほど強靭なお菓子になるのです。1回の揚げは大体1000個。それを毎日6回繰り返すのだとか。揚げるだけで6時間、6000個を手作業で作ります。

歴史1200年の『あかだ』に200年の『くつわ』

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もう一つの『くつわ』も、全部手作業! こちらはもっと作業が複雑で、餅を“こより状”にして二重の輪に成形。揚げ時間は『あかだ』より短いですが、形を作るのに手間がかかるため、1日3600個と数も少なめです。加藤アナが『くつわ』も味わうと、こちらは噛めるくらいの硬さで、「“あかだ”に比べて“くつわ”の方が、味がしっかりしている」と違いを感じました。

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これら2つのお菓子の歴史は古く、諸説ありますが、およそ1200年前に遣唐使として中国へ渡った空海が、“薬”として学んできたのが『あかだ』の製法。サンスクリット語で“薬”を意味する“阿伽陀(あきゃだ)”という言葉がその名の由来とも。その後、津島神社を訪れた空海が疫病に苦しむ人々にお供え物の米で作った『あかだ』を分け与えたところ治まったことから、悪疫退散のご利益があると広まりました。また、江戸時代後期には、「茅の輪くぐり」の“ちのわ”を模した『くつわ』が登場。神馬の“くつわ”にも似ていたことから名付けられたと言われています。

代々、女将が継ぐ老舗の新作はカリッといける『シン・あかだ』

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この『あかだ』『くつわ』を作り続けている『あかだ屋 清七』では、代々女将が店を継ぐのが習わしで、一般企業に勤めていた7代目は1年ほど前に家業に入り、今まさに女将にお菓子作りの技術を学んでいる最中だそう。

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職人歴30年の女将のことを「もう神です。神業です」と尊敬を込めて話す7代目も、既に“シン・あかだ”と名付けたカリッと食べやすいあかだを考案して、伝統のお菓子を若い世代に広げる努力をしています。

(CBCテレビ「チャント!」10月12日(木)放送より)

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