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地球2周半の長さ!?知っておきたい毛細血管の真実

地球2周半の長さ!?知っておきたい毛細血管の真実

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:高島礼子
ゲンキリサーチャー:コカドケンタロウ(ロッチ)
ダルい・疲れがとれないなどの身体の不調には毛細血管が大きく関係しているといわれています。全身の血管の99%は毛細血管で全身の健康に関わっています。そのため、毛細血管の機能が低下すると、日々の不調以外にも糖尿病や肝機能低下など命に関わるさまざまな病気につながることもあるのです。そこで今回は、毛細血管について徹底リサーチ。改善法もご紹介します。

血管の基礎知識

身体を通る血管には、大きく2つのタイプがあります。

・動脈や静脈
動脈や静脈などの太い血管は、全身に血液を運ぶ役割を担っています。

・毛細血管
毛細血管は、地球2周半ほどの長さがあり赤血球1つがようやく通れるほどの細さ。全身の血管の99%は毛細血管で、栄養を運んだり老廃物を回収したり健康を維持するために重要な働きをしています。

日々の不調につながる「ゴースト血管」

毛細血管は、身体のすみずみまで栄養を届けていますが、血液の流れが悪いと細胞に酸素と栄養が行き渡らなくなり毛細血管が一部消滅してしまいます。これをゴースト血管と呼びます。

<ゴースト血管が身体に与える影響>
・ダルさ
ゴースト血管になると老廃物の回収ができなくなります。すると、疲労物質がたまってしまい身体のダルさにつながります。

・冷え
ゴースト血管になると指先に熱を運ぶ機能が低下するため、手足の冷えなどの不調につながります。

・シミ
血管がゴースト化するとシミの原因であるメラニンを回収できず、やがてシミとなって現れます。

あなたは大丈夫!?「毛細血管テスト」

全身を巡る毛細血管は、老化や劣化などが起こると部分的ではなく全身の毛細血管に影響を与えます。健康状態がわかりやすい指先で、毛細血管の状態をチェックしましょう。

<爪床圧迫テスト>
▼親指の爪の根元を5秒間指で押してから離す
▼赤みが戻るまでの時間を測定する
爪に赤みが戻るまで5秒以上かかる場合は、ゴースト血管の可能性があります。

ゴースト血管になる原因

・紫外線
紫外線を浴び続けると、活性酸素が発生し毛細血管にダメージを与えゴースト化につながります。

・早食い
空腹時に一気に食物が身体に入ると、血糖値が一気に上がってしまいます。すると血管の壁にダメージを与え、血管が緩みやすくなり太くなります。本来、健康な毛細血管は赤血球が血管の壁に触れる事で栄養や酸素を細胞へ送り込んでいますが、太くなった毛細血管では赤血球が血管の壁に触れないため、栄養や酸素が届かずいずれ毛細血管が消滅。ゴースト血管になってしまいます。

・過度な運動
適度な運動は身体に良いですが、過度に行うと活性酸素が生成されて毛細血管にダメージを与えゴースト化につながります。

・疲労、睡眠不足
疲れや睡眠不足は、血管の構造がもろくなるためゴースト血管につながってしまいます。

・ストレス
ストレスがかかると、毛細血管周りの筋肉が細くなり血流が悪くなってしまうため、いずれ血管のゴースト化につながります。

毛細血管を蘇らせる方法

毛細血管は、10日以内の生活習慣を反映しているため、生活を改めれば10日前後で元気な状態に戻す事ができます。毛細血管は免疫にも大きく関係しているので新型コロナウイルスから身を守るためにも、毛細血管を大切にしていきましょう。

<毛細血管を蘇らせるオススメ食材>
・ヒハツ
沖縄で古くから親しまれているスパイス「ヒハツ」に含まれるパペリンは、血管の構造を安定化させ、ゴースト血管の予防・改善につながります。摂取の目安は、1日耳かき1杯程度。おそばにかけたり、炒め物に使用したり、さまざまな料理で活用できます。
スパイス専門店・アンテナショップ・通信販売などで販売しています。

・シナモン
耳かき1杯を目安に週2回以上摂取すると、ゴースト血管の予防・改善につながります。

・ルイボスティー
ルイボスティーもゴースト血管の予防・改善につながります。週に数杯飲むのがオススメです。

<毛細血管を蘇らせるオススメ運動>
毛細血管は手や足に集まっているので、立った状態でかかとを上げ下げする運動や手をグーパーする運動を行うと、血流が良くなり毛細血管が刺激・再生されます。

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