練習試合中日ドラゴンズ1-1横浜DeNAベイスターズ(2月15日・沖縄・Agreスタジアム北谷)ドラフト1位ルーキーの中西聖輝投手がプロ初の実戦マウンドに上がり、1回をわずか8球で完璧に抑えるピッチングを見せた。先発の金丸夢斗投手も順調な仕上がりをアピールし、石川昂弥選手が2安打を放つなど、投打で収穫の多い一日となった。課題克服の8球、ドラ1中西がベールを脱ぐ8回に登板した中西投手は、プロ初マウンドとは思えぬ堂々とした投球を披露。先頭からショートゴロ、センターフライ、ショートライナーと、打者3人をわずか8球で完璧に抑え込んだ。試合後、中西投手は「前回のシート打撃での反省を活かしながら投げれた。」と安堵の表情で語った。ブルペンでの不調を短期間で修正できた要因について、「選手に限らず、ブルペンキャッチャーの方など、いろんな人から手助けや意見をいただいたおかげ。」と謙虚に語った。この好投に首脳陣も賛辞を贈る。登板後、監督やコーチからは「ナイスピッチという言葉をいただきました。」という。井上一樹監督も「たったの8球でしたかね。本人はちょっとホッとしたんじゃないですか。」と、ルーキーの快投に目を細めた。完璧な内容にも本人は満足せず、「三振を取るにはまだまだレベルが足りない。」と次なる課題を口にした。鮮烈なデビューは、高みを目指す序章に過ぎない。開幕へ順調、金丸は「ストライク先行」一方、先発マウンドに上がったのは、昨年のドラフト1位左腕・金丸投手だ。この日のテーマは明確だった。「ストレートを中心にどんどんストライク先行で、テンポよく球数を減らして抑えていく、というテーマでいきました。」初回を5球で三者凡退に抑えるなど、3回を34球1失点。被安打5を喫したが、「テーマだったストライク先行ができた。」と結果にはこだわらず、内容に手応えを感じていた。仕上がりは「70、80パーセント。」と順調で、今永投手からアドバイスを受けたスライダーにも「シーズンで使える。」と自信をのぞかせた。開幕投手についても「結果でアピールして狙っていきたい。」と意欲を示した。石川昂弥が快音、マルチ安打で存在感石川昂弥が快音、マルチ安打で存在感野手では、石川昂弥選手が4打数2安打と活躍。7回には同点劇の口火を切るヒットを放つなど、存在感を示した。特に7回、無死一、二塁の場面で放った三遊間を抜くヒットは、味谷大誠選手の同点タイムリーを呼び込む貴重な一打となった。さらに9回にもヒットを放ち、快音を響かせた。ドラフト1位ルーキー2人の鮮烈なデビューと、主軸候補の活躍。開幕に向けたチーム内の競争が、さらに熱を帯びてきた。