江戸時代の古い町並みが残り国内でも有数の観光地として人気の高い岐阜県高山市。グルメでは飛騨牛や朴葉味噌、蕎麦などが人気ですが、今回は「高山ラーメン」に注目。高山ラーメン発祥のお店を訪ねてきました。昭和13年創業!高山ラーメン発祥の店今回伺ったのは、JR高山駅から徒歩約8分の「まさごそば」。高山ラーメン発祥のお店として知られ連日行列ができるほどの人気店です。CBCテレビ:画像「デララバ」シンプルで奥深い味わいのラーメンは県外から来店するお客さんも多く、「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」ではミシュランプレートに掲載されました。まさごそばの創業は昭和13年(1938年)。屋台の中華そばが始まりです。創業者の坂口時宗さんは、東京の「ホテル雅叙園東京」で中国人から中華そばの作り方を学びました。その後、高山の料亭「金亀館(きんきかん)」で日本料理の修業をしながら、夜は屋台でラーメンを作り、やがてお店を構えることに。CBCテレビ:画像「デララバ」2008年には火事で一時休業するも同年12月に再建。現在に至ります。高山ラーメンとはここで高山ラーメンの特徴をおさらい。通常、ラーメンのスープは「かえし」と言われる醤油味や塩味のベースが濃縮されたツユと動物系や魚介系、野菜などから作っただしを丼の中で合わせて作ります。一方、高山ラーメンは鶏ガラ、魚介、野菜などをじっくり煮込んだだしに、最初からかえしも入れて作るのが特徴。そのため味のバリエーションは少なく醤油系スープが主流で、遅い時間になればなるほど味わいが濃くなっていく傾向があります。具材もチャーシュー、メンマ、白ネギとシンプルなものが多く、見た目はまさしく「The・中華そば」という印象です。余談ですが、「中華そば」と「ラーメン」に明確な区別はなく、ラーメンという言葉が認知されたのは日清食品の「チキンラーメン」が発売された昭和33年以降だそう。チキンラーメン登場以前にラーメンが定着した地域では「中華そば」、登場以後に定着した地域では「ラーメン」と呼ばれることから、2つの呼び方が生まれたと言われています。昭和13年から中華そばを提供し続ける「まさごそば」には歴史の深さを感じざるを得ませんね。屋台から続く伝統の味を食す。伺った日は平日にも関わらず、開店前から5組ほどのお客さんが並んでいました。お店の外には食欲をそそるだしの芳醇な香りが漂っています。列に並んでいる間もその香りを楽しむことができるので、待つのも苦になりません。お店の駐車場には県外ナンバーの車が目立ちます。「高山ラーメン発祥のお店」という認知度の高さがうかがえますね。開店時間になると店員さんが入り口に暖簾をかけます。いざ入店。メニューはなんと中華そば一本勝負で大盛り・並・小とご飯のみ。至ってシンプルです。CBCテレビ:画像「デララバ」こじんまりとした店内には厨房をコの字型に囲うように、正面にカウンター・左側に座敷・厨房裏手にテーブル席が配置され、スペースが有効活用されています。CBCテレビ:画像「デララバ」注文し、待つこと約10分。着丼です。CBCテレビ:画像「デララバ」「中華そば/並800円(税込)」。立ち上る湯気から優しい魚介の食欲をそそる香り。何とも幸せな気持ちが湧き上がります。CBCテレビ:画像「デララバ」麺は中細ちぢれ麺。茹で上げる前に少しもみほぐしてあり、もちっとした食感が特徴です。CBCテレビ:画像「デララバ」シンプルな醤油と魚介系のスープはとても奥深く、うまみがじわーっと口の中に広がっていきます。これぞ日本の中華そば!CBCテレビ:画像「デララバ」「並」と「大」の違いは画像の通り。麺が50グラム増量するのに合わせて丼も一回り大きくなり、チャーシューも1枚追加されていますが、女性でもぺろりと食べ切れてしまうほど食べやすい中華そばでした。中華そばの原点の味を守り続けるさまざまなバリエーションが考案され進化し続けるラーメン業界。よりお客さんを楽しませる創意工夫がされたラーメンはどれも美味しいのですが、原点の味があるからこそ、今の進化があるのだと思います。まさごそばは、一切奇をてらうことなく、まさにその原点の味を守り続けている老舗中華そば店でした。ーーーーーーーーーーーーーーー店舗名まさごそば住所岐阜県高山市有楽町31-3営業時間11:00-15:50定休日水曜日電話番号0577-32-2327ライター名KENTA※記事内容は配信時点の情報です。