TBS系朝の情報番組『THE TIME,』の中継コーナーに、CBCテレビの若狭敬一アナウンサーが登場。三河湾に浮かべた船の上から旬を迎える海の幸「鯛」を紹介しました。

伊勢神宮に奉納される篠島の「おんべ鯛」！

若狭アナは、愛知県知多半島の先端、南知多町・篠島の沖合に浮かぶ船の上から中継スタート。朝4時30分からスタンバイし、酔い止めを飲みながら8時の番組終了まで伝えます。

篠島は人口約1000人。ふぐ、しらす、タコなど海の恵みが豊かで、年間約14万7000人の観光客が訪れます。これから旬を迎えるのは鯛。身がしまっていて、刺身でも塩焼きでもおいしいと人気です。

篠島の鯛は、伊勢神宮に毎年508匹奉納されていて、お供えする際は「おんべ鯛」と呼びます。太古の昔、倭姫命（ヤマトヒメノミコト）が篠島の鯛を気に入ったことがきっかけと伝えられています。1000年以上続いている習わしで、現在も漁師が釣り上げた鯛を、漁業組合が天日干しして奉納しているとのこと。

残り30秒！生中継で鯛は釣れるのか？

6時台の気温を伝える時点では顔色が青白かった若狭アナですが、かなり回復。「旬を迎える海の幸を実際に釣り上げて皆さんにお伝えしたいと思います！生中継で一番やってはいけない企画が釣りです！3分半の中継の中で、奇跡を起こしたいと思います！」と意気込みます。船上には篠島の漁師や観光業の皆さんら10人も助っ人で釣り糸を垂らします。若狭アナが「今、当たりはきていますか？」と呼び掛けると、全員が「まだでーす！」と声を揃えます。

若狭アナは、釣り竿の仕掛けを紹介。「和製のルアー『タイラバ』です。イカやゴカイに見立てた疑似餌を使っています」と丁寧に説明した後、「皆さん、当たりはきていますか？」と再び呼び掛けますが、まだ誰もヒットしません。

すかさず、若狭アナは6時25分頃に鯛を釣り上げた映像へ。勢いよくリールを巻き、見事に鯛を釣り上げる若狭アナの勇姿が映っています！「本当は篠島一の釣り名人が釣り上げたものを、途中で交代してもらいました」と正直に明かし、この日、漁師の皆さんが釣り上げた中でも一際大きな鯛を掲げます。「こんな大物を釣り上げました！優勝した力士が持つヤツです！」と笑顔です。

中継終了まであと45秒！「視聴者の皆さん、奇跡を信じて見届ましょう！」と若狭アナも真剣に見守ります。すると、残り30秒になったところで、1本がヒット！歓声の中、若狭アナに釣り竿が託されます。「奇跡の瞬間！どうだ！」と必死の形相で見事に中継内に魚を釣り上げました！しかし、釣れたのは鯛ではなく、コチ！若狭アナは「コチでした！」と残念がりますが、スタジオからは「おいしいよね、コチ！すごい！」と拍手が送られました。

（8月30日（水）放送TBS系『THE TIME,』より）