田山涼成【スジナシ】積極的な攻防戦の裏側は?爆笑の鶴瓶「無理があるやろ!」
【2008年7月20日放送】
設定は「レストランの裏口」。今までに演じてない役は無い!と、控えめに語る田山さん。衣装はシンプルな高級スーツ。鶴瓶はスタジオの観客からのリクエストで、蝶ネクタイ姿に決定。
鶴瓶がレストランの裏口に座り込んでいるところへ、田山が路地を抜けて、ゆっくりゆっくりやってきた・・(緊迫感がただよう中)なんと!田山の口から鶴瓶に発せられたのは「お、おと、お父さん!!・・(内心、鶴瓶は大仰天)・・先代の・・お父さんはお元気でしょうか?」。鶴瓶「ここのお父さんは亡くなりはった・・」「20代の頃、ここでアルバイトをしておりました・・女房と二人で」低姿勢の物言いで続ける田山「女房は斎藤春子と言います。ガンで死にました・・。息子さんですか?」「違います!私もココ永いですけど(なんかワケありですか)?」「実は、ちょっとした役者をやっておりまして・・」「あ!あのTVでよく見た!!」「恥ずかしいのですが・・いい気になっていたのですね、業界から干されまして、今は仕事もありません。昔を思い出して、ここへやってきた次第で・・」「この店、もう売却です。息子さんがいい気になって・・」「ロールキャベツがうまかったのに・・・ところで、貴方のお名前をまだ??」「エディって呼ばれてるんですよ」。はっとした田山は「エディ?・・バンド・・4人組の・・」。即座に鶴瓶は「知ってまんの?」「女房が・・春子が・・ファンだったんです!グループ名は確か・・」「初めがイです」。考える田山・・「イーグルキャット!!」。手を取り合って懐かしむ二人(※見事に名前が出た喜びも含めてか)。しかし田山は速攻の一撃「あの、なんか捕まったグループですよね。それでこうやって・・。エディさんもいい気になった?」「・・奥さんが俺達の追っかけ・・俺は歌をやり直そうかと・・(あなたも)もっぺんやり直しなはれ!・・37年もたってこうして・・線香上げに行きたい・・」。意気投合した二人。「私も言います!安藤義孝・・これが私の芸名です、もう使いませんが・・」。「ちょっと待って下さい。今用意してきます」。揚々と出かける二人であった。
番組紹介

笑福亭鶴瓶とゲストがその日に知らされるセットの中で、台本(=スジ)ナシ・打合せナシ・NGナシのぶっつけ本番で“即興ドラマ”を演じるバラエティ番組「スジナシ」。1998年にCBCテレビで放送を開始し、2011年からは番組名を「鶴瓶のスジナシ」に。進行役にフリーアナウンサーの中井美穂さんが加わりました。その後、2014年に番組は終了し、現在は定期的に舞台公演が開かれています。
その魅力は、意外なストーリー展開や、想像を絶する結末など、台本が無いからこそ生み出される多様なドラマ。お互いの意思が上手く通じ合ったことで生まれた名作や意思の疎通が出来なかったことで生まれた快作…絶対に先がよめないハラハラドキドキ感で多くの人の支持を得てきました。
そんなスジナシの名作・傑作選がYouTubeにて再び楽しめることになりました。毎週金曜20時に1話ずつ追加されていきます。是非ご期待ください。