100年超の歴史を持つ週刊誌も休刊。「雑誌冬の時代」はまだ続くか?

10月30日、100年以上の歴史を誇る週刊誌『サンデー毎日』(毎日新聞出版)が来春での休刊を発表するなど、雑誌には逆風が吹き荒れています。11月4日放送『CBCラジオ #プラス!』では、CBC論説室のの石塚元章特別解説委員が、雑誌の存在意義や現状について解説しました。聞き手は永岡歩アナウンサーと山本衿奈です。
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雑誌の現状を考える前に、そもそも雑誌とは何か、雑誌の歴史についておさらいしてみましょう。
雑誌という用語は「雑多な情報が入っている」ことから来ていて、書籍などと異なるのは、週刊や月刊など定期的な刊行物であること。
英語では「マガジン」といいますが、これは18世紀にイギリスで刊行された『ジェントルマンズ・マガジン』という雑誌が、初めてタイトルで使ったことから来ています。
マガジンはもともと倉庫や、何かを集めて保管する場所という意味で使われていた言葉で、まさに雑多な情報を載せているといえます。
日本では幕末に愛知出身の洋学者、柳川春三がオランダの雑誌を翻訳して日本で出した際に「西洋雑誌」と称したことが、雑誌という言葉が生まれたきっかけと言われています。
100万部割れの衝撃
雑誌離れについては、今年の8月にも大きなニュースが流れました。
大人気マンガ雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)が、4-6月期の平均販売部数で初めて100万部を割ったと発表しました。
全盛期は650万部を超え、月曜になると電車で読んでいる人が多かったりしましたが、今はコンビニでの雑誌コーナーも縮小していますし、そもそも電車内でマンガ雑誌を読む人をほとんど見かけません。
紙の雑誌としては100万部を割ることに。
これが大きなニュースとして報じられたのは、日本で100万部を超える雑誌がなくなったためです。
今でも雑誌を買う理由
実際に若者の間でも雑誌離れは進んでいて、15歳から20歳の方々に「今年紙の雑誌を買ったか?」とアンケートしたところ、8割が「買っていない」と回答。
残りの2割の人に雑誌を買った理由を聞くと、多かったのが「推しが載っていたから」や「付録が良かったから」。
また、経済雑誌として有名な『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社)は、現在定期購読となっている紙媒体の発行を来年3月でやめて完全デジタル化に移行。
1913年(大正2年)創刊の老舗雑誌ですが、110年以上続けてきた紙媒体を辞めることになりました。
他にも本の情報を扱う『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)や『MORE』(集英社)など、さまざまな有名雑誌が紙媒体での刊行を休止しています。
今でも電子媒体で残っている雑誌は少なくなく、ターゲットを絞って成功している紙媒体もありますが、雑誌全体としては厳しい状況のようです。
(岡本)
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