開発期間15年⁉︎今治のタオルとデニムを融合

日本有数のタオルの産地地である愛媛県今治市では、伝統技術と新たな発想が融合した、これまでにない革新的なタオル作りが進んでいます。それが、今治のタオルとデニムを融合させたものだとか。10月30日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、株式会社藤高の代表取締役・藤高亮さんに天野なな実と竹地祐治アナウンサーが新しいタオルについて尋ねます。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く伝統と技術が融合
愛媛県今治市で大正8年(1919年)から100年以上タオルを作り続けている株式会社藤高。
代表取締役の藤高さんによると、同社は自社内に染工場(染色・漂白工場)を所有しており、糸の染めや洗浄から織り上げまで、すべての工程を自社設備で一貫生産できる点が大きな特徴です。
藤高「ペイズリーとか複雑な色柄のタオルを得意としております」
60年以上前からこの一貫生産体制を貫いているとのこと。
そんな老舗メーカーが新たに開発したのが、今治のタオル技術と岡山のデニム加工技術を融合させた「デニム風タオル」です。産地が近い瀬戸内エリアの強みを活かし、岡山のデニム加工業者と協力することで開発が進められました。
開発期間15年
開発のきっかけは、藤高さんが企画部に所属し、糸の素材を担当していた頃に遡ります。
顧客からの「かっこいいタオルはないか」という要望を受け、たまたま岡山のデニム工場で働いていた同級生に相談したことからプロジェクトがスタートしました。
しかし、製品化への道のりは平坦ではありませんでした。
藤高「もう15年ぐらい実はかかってるですけど(笑)」
竹地「かけましたね!(笑)」
途中で約10年間の休止期間を挟みつつ、完成までに費やした歳月は実に15年。「見た目はデニムだが、使い心地や吸水性はタオル」という理想を追求する中で、特に苦労したのがデニム特有の「アタリ」と呼ばれる色ムラや風合いの再現でした。
一般的なデニム加工で用いられる「ストーンウォッシュ」を試したところ、タオルの生地がボロボロになってしまうトラブルにも直面。試行錯誤の末、岡山の加工場の協力により「オゾンの力で脱色する」という特殊な加工技術にたどり着き、見事に製品化を果たしました。
ガシガシ洗える
スタジオでは完成した商品の画像を見ました。
天野「ソファーにかかっている写真があるんですけど、履いたデニムをちょっとふらっとかけてみたみたいな感じだったり、こういうおしゃれなブランケットのように見えたりする」
見た目は味わい深いデニムそのものですが、タオル本来の優れた吸水性を備えています。
さらに、色落ちや色移りがしがちな本物の藍染めとは異なる点も魅力の一つ。
藤高「今回のこのタオルはほとんど色落ち、色移りしないので、本当に気軽にというか、普通に洗濯物でガシガシ洗ってもらえる」
手に取った人からも、見た目の珍しさや使い勝手の良さで好評を得ているとのことです。
現在、このデニム風タオルはクラウドファンディングサイト「Makuake」にて11月末まで試験販売が実施されています。その後は、東京・銀座7丁目にある直営店「FUJITAKA TOWEL GINZA(藤高タオル 銀座)」にて販売予定。
価格はフェイスタオルが5,000円、バスタオルが12,000円、ビーチタオルが18,000円です。
竹地「おしゃれを買うっていう感じですね」
天野「珍しいデザインですので、ギフトとかにもいいかもしれないですね」
伝統技術と現代のセンス、そして職人のこだわりが詰まった最高の一枚を、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。







