更年期障害は治療可能?専門家が解説
木曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、生活や健康に役立つ情報を専門家が紹介します。7月23日の放送テーマは「更年期障害の治療法と家族のサポート」です。スマートクリニック代表で整形外科の福田誠先生が、医療機関に相談することの大切さや、治療の選択肢、家族ができる支え方について紹介しました。
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更年期障害について「我慢するしかない」と考えている人が少なくありません。そのことに関して福田先生が「治療によって症状の改善が期待できる病気」だと説明しました。
まずは医療機関を受診し、症状について相談することが大切。
治療法としては、減少した女性ホルモンを補うホルモン補充療法が代表的で、ほてりや発汗、動悸などの症状の改善が期待できます。
また、45~59歳で更年期障害と診断された女性は、保険適用でプラセンタ注射を受けられる場合があることも説明しました。
プラセンタ注射は、自律神経の乱れやほてり、発汗、疲労感などを和らげる効果が期待され、更年期障害の治療法として長く用いられてきました。
一方で、「全ての方にプラセンタが適しているわけではなく、症状や体質によって最適な治療法は異なります」とし、自分に合った治療法を医師と相談しながら選ぶことの重要性を伝えました。
漢方と生活習慣の見直しも
更年期障害の治療では、漢方薬も幅広く活用されています。 福田先生は、イライラや気分の落ち込み、不安感が強い人に使われる「加味逍遙散(かみしょうようさん)」や、のぼせやほてり、肩こり、冷えなど血流の改善が期待される「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」を例に挙げました。
福田「更年期だからこの漢方という決まりはなく、その方の体質や症状に合わせて選ぶことが大切です」
ドラッグストアで購入できる漢方薬もありますが、自己判断だけで選ぶのではなく、医師や薬剤師に相談しながら自分に合ったものを見つけてほしいと話しました。
また、治療には薬だけでなく生活習慣の改善も欠かせないとし、十分な睡眠、適度な運動、栄養バランスの良い食事を「治療の大切な柱」と紹介しました。
特にウォーキングやストレッチなど無理なく毎日続けられる運動は、更年期症状の改善に加え、骨粗しょう症や生活習慣病の予防にもつながるため、「一石二鳥」とその効果を紹介しました。
家族ができるサポートとは
更年期障害は症状が目に見えにくく、周囲が変化を理解しにくいことも少なくありません。
福田「イライラしたり気分が落ち込んだりすると、性格が変わったのではと思われることもありますが、更年期障害はホルモンバランスの変化によって起こる体の変化です」
本人の気持ちが弱いわけでも、努力が足りないわけでもありません。では、家族にできるサポートとは一体何でしょうか?
福田先生は「つらいんだね、大変なんだね」と気持ちに寄り添うことが何より大切だとし、「最近疲れているんじゃない」「1回病院で相談してみてはどう」といった何気ない声かけが安心感につながると紹介しました。
さらに、家事や育児を少し分担したり、一緒に散歩へ出かけたりすることも有効なサポートになると説明。
福田「ひとりで抱え込まなくていい、頑張らなくていいというメッセージを伝えるだけでも十分」
周囲の理解と支えが本人にとって大きな力になるといいます。
更年期障害はひとりで抱え込まず、周囲と支え合いながら適切な治療につなげることが大切です。
気になる症状がある人や家族に思い当たる変化がある人は、一度医療機関へ相談してみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
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