母校46年ぶりベスト16、実況アナが覚えた違和感「勝負を楽しめ」の正体
CBCラジオ『ドラ魂キング』の「趣味コレ」は、各曜日のパーソナリティの趣味にフォーカスしたコーナーです。7月22日の放送では、宮部和裕アナウンサーが母校・千種高校の夏の県大会での戦いぶりを熱く語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く愛工大名電に敗れて以来
宮部の母校・千種高校の野球部が、46年ぶりに愛知県大会ベスト16へ勝ち進む快進撃をみせました。
46年前は、愛工大名電との対戦。工藤公康さんが2年生で在籍していた頃、ベスト16同士で戦い、敗れて以来のことです。
宮部の最後の夏は平成3年。その後、何年かに一度、都合がつけば母校の応援に足を運んでいます。
何年経っても変わらないことがある一方で、今のこどもたちは自分たちとは違うと感じることもあるそうです。
大きな声を育てた背番号17番
誉高校戦の舞台は熱田球場。宮部にとって思い出の場所です。
1年生の頃から試合に出るほど野球が大好きだった宮部でしたが、最後は背番号17番の三塁ベースコーチ。試合に出たいという思いを抱えながら、大声で仲間を支える立場にいました。
宮部「声がこんだけでかくなったのも、三塁ベースコーチだったおかげじゃないかなとか。そこから、野球の見方とか、応援するという意味でも、あれが原点なんじゃないかなって」
母校の応援に行くたび、同じ背番号17番をつけた後輩の三塁ベースコーチを見ては、当時の自分を思い出すそうです。
しかし今回は、それだけでは終わりませんでした。46年ぶりに5回戦、ベスト16まで進んだ後輩たちは、自分の現役時代とはもう全く別。寂しくもあり、嬉しくもある母校観戦になったといいます。
横断幕の「勝負を楽しめ」
放送前日の21日は小牧市民球場で、初の甲子園出場を目指す強豪・中部大春日丘高校との一戦。結果は千種高校の敗戦でした。
試合前、スタンドの最上段に横断幕が掲げられていました。そこに書かれていたのは「勝負を楽しめ」という言葉です。
宮部「昭和生まれ平成育ちの私としては、むむむ、となったんですね」
弱かった割に、野球は修行であり気合だというイメージを勝手に持っていた宮部にとって、「勝負」と「楽しめ」が両立するのかは疑問でした。そんな印象を抱きながら応援していたといいます。
今年の千種高校は、1回戦で岡崎高校、次に新川高校、そして長久手高校、誉高校にも勝利。この2試合は連続サヨナラ勝ちという劇的な展開でした。
宮部「本当に、楽しんでました」
中部大春日丘との試合で、宮部が感じたのはお互いの守備力の高さでした。
宮部「これは楽しむために長年準備をしてきた証だなってことを、試合前のシートノックの時から感じました。これはすごいなと思いました」
変わらない母校の熱さ
「楽しめ」という言葉は、スタンドも一緒でした。
クラスメイトや他の部活のメンバー、卒業したばかりのOBも駆けつけています。ベンチに入れなかった野球部員がリードを取り、大きな歌詞カードを作って選手別のテーマを歌っていました。
宮部自身は現役時代、試合に出場することがなかったためテーマが流れることはありませんでしたが、「ポンセのテーマ」で練習してくれたことが一番の思い出だといいます。
前日までの試合でも、選手ごとの応援がありました。歌にして、みんなで揃って声を合わせていたそうです。
猛暑のなかでは、保護者の支えも欠かせません。冷やしたペットボトルを駆けつけた人たちに配る姿に、宮部は大変な活動だと振り返ります。
宮部「大変なことばかりが多いんですが、みんなが一丸となっているのが令和の『楽しむ』ということなのかなと、強く感じましたね」
自分たちの代とは比べられません。時代はとっくに変わっています。それでも変わらない母校の熱さがあると宮部は感じました。
新チームへつながる道のり
宮部「さすがは我が母校。46年ぶりのベスト16。そこまでの道のりをリスペクトして、またしっかり休んだ後、新チームということになるとは思いますけども」
そして、もう一度だけ言わせてくださいと前置きして続けます。
宮部「私自身の『甲子園まであと六歩』とは別次元の、千種ベースボール、見させていただきました。本当に暑い中勝ち残った中部大春日丘の皆さんも、ぜひ頑張ってください」
(minto)
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