意外な効果?あくびは失礼な行為でじゃなかった!
眠い時につい「あくび」をしてしまうということはありますが、日本ではあくびを人前ですると「マナーが悪い」、「相手に退屈だと思わせてしまう」などと、あまり良いイメージがないように思われます。しかし、人に移るという話もあったり意図せずにしてしまったりと、決してマナーだけの問題ではないように感じてしまいます。5月8日放送『CBCラジオ #プラス!』では、そんなあくびに関する興味深い研究について、パーソナリティの山本衿奈と竹地祐治アナウンサーが紹介しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く赤ちゃんも後からつられる
あくびを他の人がしていると、つられて自分もあくびをしてしまうという話をよく聞きますが、妊婦さんがあくびをするとお腹の中にいる赤ちゃんもつられてあくびをするという研究結果が発表されました。
7日付の日本経済新聞の記事によれば、イタリア・パルマ大などの研究チームがこの現象を初めて実験で示したことを科学誌『カレントバイオロジー』に発表したとのこと。
同じようにあくびをするという他者との同調が、後に赤ちゃんが社会性を獲得するための土台になっている可能性があるそうです。
この実験には妊娠後期の38人が参加し、動きのない人の顔や単に口を開け閉めするだけの映像と交えて、人があくびをする映像をお母さんに見てもらいました。
そして、お腹にいる赤ちゃんも遅れてあくびをするかどうか超音波で観察したところ、母子ともにあくびが一致する割合が83%にものぼったそうです。
あくびの効果
あくびは一般的に眠い時にしてしまうものですが、一方で人があくびをするとつられて自分もしてしまうという現象もあります。
ただ、そこにいる人全員が眠いというわけではないという点では、まだまだ解明されていないことがあるようです。
そのあくびですが、脳の状態を変化させるスイッチの役割も担っていると朝日新聞が伝えています。
睡眠から目を覚まして意識をはっきりさせたり、夜は覚醒から睡眠へと変化させたり、緊張から開放してリラックスさせる効果があるそうです。
研究によってあくびによって脳への血流を増やしたり、脳の中にある血液を新鮮なものに入れ替えたりするということがわかっていて、あくびは人間にとって良いものであるようです。
わざとすると良い?
あくびは無意識に出てしまうものと思われますが、将棋の升田幸三名人は対局前にあえてあくびにより緊張を解いて、脳をリフレッシュさせていたのではないかと言われています。
口を開けただけではあくびにならないかもしれませんが、意識的にやってみると集中することができるかもしれません。
竹地「誰かにあくびをしてもらって、それを見てたほうが良いかもしれませんね」
あくびはあまり良い印象を与えないですし、人前で思いきりするのは難しいと思いますが、山本は「お仕事中とかは『あくびしてんじゃん』と思われるかもしれないですけど、悪いことばかりじゃないんだなと思いました」とまとめました。
自分のスイッチを切り替えるために、マスクで隠したり別のところに行ってこっそりと行ってみるというのも良いかもしれません。
(岡本)
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