なぜお婆ちゃんは「餅投げ」に燃えるのか?
5月8日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』のメールテーマは「思ってもないこと」。このお題に対し、懐かしの「餅投げ」が話題にのぼり、リスナーの体験談が集まりました。今ではあまり見かけなくなった餅投げですが、おばあちゃんの意外な姿が見えたり、必勝法があったり、どことなく血が騒いできました。北野誠と氏田朋子が投稿を紹介します。
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最近ではあまり見られなくなった餅投げですが、祭りのメインイベントになっているようです。
「GW中の3日に『ガンマGTP800』の漫才を見に、『日本大正村ちょっとおんさい祭り』に行きました。メインイベントといっても過言ではない餅投げがガンパチの漫才の直後に行われました」(Aさん)
北野「去年は餅投げの後がガンパチの漫才で、客いなかったです」
目当ての餅投げが終わると、かなりのお客さんが帰ってしまったようです。
「事前に『ものすごい人だかりで取り合いになるから怪我しないように気をつけてな』と言われてましたが、そんなことないだろうと思っていたら、漫才が終わったら、人がステージ前に大殺到。餅投げスタートすると、こどもたちやおばあちゃんたちに突き飛ばされそうになりました。
なんとか餅2個ゲットしましたが、よく誠さんは『餅投げは危険や』とか、『すごい』という話をしていますが、本当に餅投げってあんなに大迫力でみんな右往左往しているとは思ってもいませんでした。ちょっとビビりました」(Aさん)
氏田「すごいね。それだけみんな必死になるのね」
北野「餅をつかまえるということ自体が縁起もんでいい感じがしますからね。みなさんほとんど餅原理主義なんで。餅投げのときだけ腰曲げたおばあちゃんがピンとなります」
餅投げにはおばあちゃんのドーパミンを大量に出させる何かがあるのでしょうか?
配布に変更
この餅投げに対するリアクションが紹介されました。
「大府市長草天神社では、餅投げは昨年まで行っていましたが、今年から餅は配布に変更されました。最近、餅投げの最中に怪我をされた方がいて、警察より自粛要請がかかり、中止となったのです。
すると、今度は配布を待つ人混みが大変なことになり、配布時間を早めることになりました。配布ならそんなに人混みにならないと予想していましたが、思ってもなかった人混みの長蛇の列です。
餅投げは厄をはらうということで投げるので、配るのは反対という意見もありましたが、危険な行事には中止要請が出て、祭りもやりにくくなりました」(Bさん)
氏田「そういうことが起きると仕方ない気はしますよね」
由緒のある行事でもけが人が出るようなら仕方ないですが、ちょっと寂しい気がします。
餅は拾う
「私が知っている餅投げ風景は、いつもは腰を曲げてゆっくり歩くお年寄りが、ピンと立ち上がり、押し合いへし合いして飛んでくる餅を掴もうと上を見ながら落ちた餅を血眼になりながら拾いまくる光景です。
が、田原市の一部だと思いますが、餅投げが始まると集まった人が一斉に腰を落とししゃがみます。立ち上がりません。上を見るより下に落ちた餅を拾い集めるのです。座った姿勢なので動きも大きくないので、白熱はしますが、怖くはないです。
60代の方がいうには、こどもの頃からずっとそうだったから違和感はない。それにこどもはこどもエリアに集めるしね、とか」(Cさん)
確かに、投げた餅を直接取るより、下に落ちたものを拾う方が効率的な気がします。安全ですし。この方式、全国的に採用して欲しいです。
おばあさんと餅
餅投げといえば、新築の建前です。最近は少なくなったと思っていたら…。
「私の地区で以前は新築の家の建前で餅まきしましたが、最近は住宅メーカーからやめるように言われ、その風習もなくなり、秋に農協で農業祭、最後のイベントで餅まきをするのみです。
餅まきになると、腰が痛い、膝が痛いと言いながら杖をつきながら、腰の曲がったおばあさんたちがぞろぞろ集まってきます。地域にこんなにご老人がいたのかと思います。
身体の不自由なおばあさんたちに遠慮しつつ、飛んできた餅を拾おうとすると伸ばした手を踏まれるのは当たり前です。腰が、膝がというおばあさんが俊敏に左右に手を伸ばします。危ないので、餅のまき手の真下にこどもゾーンを設置しています。
ところが、おばあさんたちは『こどもゾーンはずるい』と文句を言い、こどもゾーンのすぐ後ろに構えて、隙あらば、こどもゾーンでこどもが逃した餅を狙う人もいます。
義理の母はもちろんそのひとり。たくさん拾うのはあたりまえ。私が後ろで2、3個拾うのを見て、『あんたはやる気がない』と怒られました。
でも、家に餅つきした餅があるからいいじゃんと思いますが、これは厄払い、縁起がいいということらしいです」(Dさん)
家に餅があるなら、そんなに執着しなくていいように思いますが、おばあさんと餅は切っても切れない関係のようです。
北野「タダでもらえるものはもらいたいんや。執念や」
餅や菓子をまく側も一度はしてみたいもの。餅に群がる人々を見るのは気持ちがいいものです。ちょっとした御大尽気分を味わえます。
(みず)
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