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SNSで話題「甲冑ランドセル」初の日本人ユーザーのチャンス

SNSで話題「甲冑ランドセル」初の日本人ユーザーのチャンス

新年度、新1年生が新品のランドセルを背負う姿が微笑ましい季節です。SNSでは、そんなランドセルの変わった見た目をした商品が注目を集めています。その名も「赤色小札黄銅鋲背嚢具足(あかいろこざねおうどうびょうはいのうぐそく)」、通称“甲冑ランドセル”。4月2日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、竹地祐治アナウンサーと天野ななみが、「株式会社村瀬鞄行」の村瀬さんに話を伺いました。(画像はイメージです/写真AC)

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まさに甲冑な見た目とこだわり

甲冑ランドセルは、製造過程で出る端材を再利用して作られたものです。

見た目は細部まで甲冑を再現しており、かぶせ部分には赤い革の端材を使用。
甲冑の肩部分「大袖」をイメージした装飾や、側面には船箪笥や鬼瓦をモチーフにしたデザインが施されています。
左右で異なる意匠を取り入れ、家紋風の模様や籠手(こて)をイメージした装飾も加えられています。

さらに、肩ベルトには甲冑の小札(こざね)を模したパーツ、前ポケットには面頬(めんぽう)をイメージしたデザインなど、随所に甲冑の要素を織り交ぜているのが特徴です。
竹地はかぶせ部分を、「シャコ」「キャタピラ」とユーモアに表現しました。

また、制作工程も非常に手間がかかります。

村瀬さん「一つ一つの細かいパーツを人の手で打ち付けているので、昔の甲冑を作るような工程」

竹地は実物写真を見て「胸の胴当てのような表現が見事」と驚きつつ、その作業量の多さに言及しました。
実際、通常のランドセルよりも多くの革や金具を使用しているため、重さも増しているそうで、「甲冑並みの重さ」とのこと。

竹地「小学校3、4年生くらいからちょうど良い感じになってくる?(笑)」

作るきっかけは環境配慮と歴史

このユニークなランドセルが生まれた背景には、環境への配慮があります。
コードバン(馬革)の裁断後に多く出る端材を無駄にしたくないという思いが出発点でした。

さらに、約139年の歴史を持つランドセル文化と、日本独自の甲冑文化を融合させたいというアイデアも加わり、「面白くて価値のあるものを作りたい」という発想につながったといいます。

SNSを通じて海外からの反響も大きく、実際に購入する人もいる一方で、日本国内ではまだ使用者はいないとのことです。

竹地「じゃあ、『最初の甲冑ランドセルユーザーにあなたなれますよ』っていうことですね(笑)」

この甲冑ランドセルは受注生産で、完成までに約6か月かかります。
価格は税込50万円と高額ですが、その分、芸術作品のような存在感を放っています。
天野は「背負うのがもったいないくらい」と驚き、インテリアとしての魅力にも言及しました。

その他制作しているランドセル

村瀬鞄行では、こうしたユニークな商品だけでなく、普段はこどもたちの負担を軽減するランドセル作りにも力を入れています。
教科書の大型化・重量化に対応するため、人間工学の観点から大学と連携し、背負いやすさを追求しているとのこと。 

また、こどもたちの多様性に応えるため、色やデザインの自由度も重視。
「こどもがワクワクするものづくり」をコンセプトに、機能性と遊び心を両立させています。

伝統と革新、そして環境への配慮が融合した“甲冑ランドセル”。
その存在は、日本のものづくりの奥深さと可能性を改めて感じさせてくれます。
(ランチョンマット先輩)
 

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