中日OB・川上憲伸、キャンプ中のピッチャーの本音を吐露
中日ドラゴンズOBで野球解説者の川上憲伸さんが、2月21日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。話題はドラゴンズのキャンプについて。キャンプでの苦労、ピッチャーの本音を若狭敬一アナウンサーが尋ねます。
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川上さんは2026年のドラゴンズの沖縄キャンプに3日間行ってきたそうです、基本は北谷で、宜野湾であったベイスターズ戦を見学したとか。
川上「北谷はとにかくファンがどえりゃーことになってましたよ」
グッズショップとドアらのサイン会に行列ができ、球場周辺は凄く活気があったそうです。それにつられて選手たちもノリノリ。気分良くキャンプを行っていた印象だったよう。
若狭「川上さんも北谷でキャンプをされてましたが、ファンが多いと選手は乗せられる?」
川上「僕は、一番最初の北谷は指で数えれたぐらいでしたからね。それがだんだん数えれなくなってくる。当時はそういう喜びがありましたよ」
キャンプの朝
川上「いつの間にか北谷もアメリカンヴィレッジっぽくなり、観覧車ができたりイオンができたりしました」
若狭「選手もイオンに行ったりしてたんですよね?」
懐かしそうに振り返る川上さんと若狭。当時、宿舎は北谷ではなく少し離れた恩納村でした。
恩納村から北谷までは、朝バスに乗って1時間弱かかったそうです。
川上「朝はもう一回バスの中で寝ちゃうんですよ。グラウンドに出る時、小学校の時を思い出すんですよ。布団をめくられて母ちゃんに『早よ起きて!」みたいな感じだったですけね」
サインをもらうコツ
キャンプに行ったら選手のサインが欲しいのがファン心理。選手からすると、どのあたりでどのタイミングで声をかけられるのが一番サインをしやすいのでしょうか?
川上「ピッチャーと野手どちらにしても時間が余ってるタイミングがいいです」
メニューに行く前などの時間に余裕がある時。かと言って、ボールを使った練習が終わり、競技場に行ってからのランニングが始まる前は難しいとのこと。
ランニングが終わったら終わったで、もしそのランニングがきつかったら、立ち止まるのも億劫なほど疲れ切っていることもあるんだとか。
では、いったいどのタイミングで声をかけたらいいのか?
川上「ひとつはどんどん行列ができそうじゃない雰囲気のところでサインしてもらった方が良いですね」
若狭「はあ~コツですね」
昔はのんびり
川上「あとはこどもさんが優先されるので、小っちゃい子を連れて行くと、してくれる可能性はありますね」
川上さんの現役時代、北谷のお客さんが少なかったそう。
その頃は、外野スタンドの芝生にその地域の幼稚園か保育園の子たち見学に来ていたとか。先生が横断幕を作ってくれて、みんあで「がんばれ」と言う声援もあったそうです。
川上「そういう子たちに手を振ってたんです。昔はドラゴンズのユニフォームを着た犬がうろうろしてたりしてました」
若狭「いましたいました(笑)」
川上「そういう余裕があったんですけど、今は難しいですよ」
キャンプに行けばサインがもらえるわけではありません。初めてキャンプに足を運ぶ方は注意してください。
ピッチャーの気持ち
川上「キャンプでは選手それぞれ、作戦ってあると思うんですよ」
最初に飛ばして首脳陣に仕上がり良好という安心材料を与えるて、あとは自由に調整させてもらうとか、まんべんなく安定した投球をするなど。
ピッチングコーチや監督は、キャンプ中しかブルペンに来ないそうです。
シーズンが始まると、基本、ピッチングコーチはピッチャーの状況を見守る立場。「頑張ろうぜ」と言うぐらいしかできないとか。
つまりコーチと監督がピッチャーを見極める時はほぼキャンプ中のみ。
川上「だから実際は、スーパーエース以外は基本はアピール合戦なんですよ」
本気モード
川上「もっと言えばエース級のキャッチャーが来た時は、いろいろ試そうかなと言う気分にはなりません」
当時なら谷繁元信さんが座った瞬間に本番モード。安定したピッチングをしなければ、という気持ちになるんだとか。
コーチと監督が来ていないと、「新しい変化球を試したいから、とんでもないとこ行くかもしれないけどゴメンね」とリラックスしながらできるそうです。
川上「それが途中から谷繁さんが歩いてきて『俺やるわ』ってなったら、さっきの話は解除しますってなる」
キャンプの基本
さらに、そういう実践級バッテリーが投げるなら、「主審もつかせてください」と主審まで登場してストライク、ボールの判定をしだすとか。
川上「そこでとんでもない変化球をどんどん投げるわけにはいかない。さらに監督がガチャって入ってきたら、あれ?ってなるわけですよ」
若狭「リアルだなあ(笑)」
結局みんなに満足してもらうピッチングをするしかなくなるそうです。
若狭「作戦を考えたり、変更したり。結構気を遣いますね」
川上「キャンプって基本はそれなんですよ」
キャンプを見に行くファンのみなさん、ブルペンでの駆け引きも見どころの一つです。
(尾関)
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