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飼育員が語る!かわいいベルーガの生態の秘密

飼育員が語る!かわいいベルーガの生態の秘密

真っ白な体につぶらな瞳がチャームポイントの水族館の人気者、ベルーガ。別名「シロイルカ」とも呼ばれていますが、日本国内では鴨川シ―ワールド横浜・八景島シーパラダイス、しまね海洋館AQUAS、名古屋港水族館の4か所でしか見ることができません。なかなか会えないベルーガのこと、もっとよく知りたくはありませんか?1月10日放送のCBCラジオ『石塚元章ニュースマン!!』では、名古屋港水族館の飼育員である大友航さんが出演し、ベルーガの生態を詳しく話しました。

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海のカナリア

高く澄んだ綺麗な鳴き声と、丸みをおびた額が特徴的なベルーガ。先日水族館へ出向いたという石塚は、久しぶりに見てきたそう。

石塚「間近で見ると、やっぱり大きいですね!」

平均的なベルーガは体長4mほど、体重は700~800㎏とのことですが、名古屋港水族館にいるベルーガは1200㎏とかなりのビッグサイズ。大きな体で悠々と泳ぐ姿は見ごたえ抜群です。

加藤「私はリングのイメージがあります」

ベルーガと言えば、バブルパフォーマンスが有名です。頭の上についている鼻から上手に空気の輪っかを出すその様子が、なんとも可愛いと評判になりました。さらにベルーガは口も柔らかいので、口先を器用に動かすことで口からバブルリングを出すこともできるとか。

偶然?意図的?

石塚「あれは意識してやっているんですか?」

大友さん「意識してやっていると思います。リングを作った時に、自分で見ているんですよ」

まるで「上手にできたかな?」と確認するかのように、自分で作ったリングを見上げる仕草をするそう。これは野生のベルーガにも観られる遊びの一種で、いかに綺麗なリングを作るか試行錯誤しながらやっているみたいです、と語る大友さん。

石塚「遊びを自分で生み出せるというのは、やっぱり賢いですね」

加藤「私はバブルリングを見ると拍手しちゃいます」

可愛い姿に感動して、水槽の前でつい拍手してしまうという加藤。しかしガラス越しでも、その拍手はちゃんとベルーガにも聞こえているのだとか。「反応が返ってきた」と学習することでベルーガにとっても刺激になるそうなので、たくさん拍手してあげるといいとのこと。

ベルーガの知性と遊び好きでチャーミングな一面を感じることができるバブルリング、ぜひ一度見てみてください。

ベルーガの妊娠

現在名古屋港水族館では、オスとメスそれぞれ2頭ずつで計4頭のベルーガが飼育されています。その内、水族館生まれのメスのナナと、野生生まれのオスのニコはとても仲良し。そんなナナに関するハッピーなお知らせが。

石塚「ナナが現在妊娠中だというニュースを耳にしたんですが」

ナナのお腹の中には、ニコとの間にできた赤ちゃんベルーガがいるのだとか。経過は良好で、順調にいけば今年の7、8頃に産まれる予定だそう。可愛い赤ちゃんベルーガ誕生の予感に、胸がはずみます。

獣医による月に2回のエコー検査と血液検査の際には、きちんとプールサイドで仰向けに浮かぶ賢いナナ。胸びれや尾びれを持ち上げながらお腹にエコーを当てて、お腹の赤ちゃんの心拍や動きを確認しているそうです。
しかし出産には厳しい現実も。

大友さん「ベルーガ含め、イルカやクジラの出産は結構大変で。一説では野生でも飼育下でも、成功率50%くらいだと言われています」

想像以上にハードな成功率に、石塚も加藤も驚きを隠せません。

命の隣で

ベルーガは肺呼吸をする哺乳類であり、30~40秒に1回程度水面に上がって、頭の上についている鼻から呼吸をします。しかし出産は当然水中で行われるので、生まれてきた赤ちゃんはすぐに自分で水面に上がって呼吸をしなくてはならないのです。

大友さん「赤ちゃんが少し弱かったりすると、自分で呼吸に上がれずにそのまま溺死してしまうこともあって」

数時間後にはやはり水中での授乳があります。お母さんにくっついて泳ぎながら、息を止めておっぱいを飲む。それもまた個体によっては難しく、うまくできずに弱ってしまう事もあるのだとか。

命を扱っているという緊張感は常に持っているという大友さんですが、出産の前後はなおさらだと語ります。ナナも赤ちゃんも無事で生まれてきて欲しい、と切実な気持ちを明かしました。

現在は通常通りのナナを見ることができますが、ゴールデンウィーク以降は段階的に閲覧制限をしていく予定とのこと。お腹の中で子育てを頑張っているナナに会いに、名古屋港水族館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(吉村)
 

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