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ハワイアンバンド「カラパナ」佐野健二が語る、終わりなき航海

ハワイアンバンド「カラパナ」佐野健二が語る、終わりなき航海

ハワイアンAORバンド「カラパナ」のリーダーでベーシストの佐野健二さんが、7月20日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。23日にリリースする50周年記念ベストアルバム『Timeless Voyage』の話題など、これまでの軌跡について小堀勝啓が尋ねます。

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いきなりリーダー

小堀「佐野さんがいるだけで周りがハワイになってしまう。カラパナのベーシスト。プロデューサー」

佐野「いろいろやらされてます(笑)」

カラパナは1975年に「Nightbird」、1976年に「Juliet」がアメリカ、日本で大ヒット。今年で50周年を迎えます。
1977年に初来日公演しましたが、その後、激しいメンバーチェンジと、メンバーのソロ活動で活動休止。

佐野さんは1986年、カラパナのメンバーのひとり、マッキーのソロ活動をサポートしていた縁から加入。
歴史あるバンドに、後から加入したのにいきなりリーダーとなってしまいました。

佐野「それもまたハワイアンでいいんじゃないですか。どうせ、みんな喧嘩して、また1年で終わるんでしょ?みたいな感じだったんですけど」

ハワイにロックバンド?

小堀「僕らはビートルズ世代でもあるし、その後ウェストコースト・ロックとか出てくるんだけど、ハワイにロックバンドあるの?ってびっくりしました」

70年代、アメリカで全国的にヒットした最初ハワイのバンドは、セシリオ&カポノ(通称セシカポ)というデュオ、そしてカラパナだったそうです。

佐野「僕もビートルズで音楽に入ったんで、ビートルズが大好きです。小堀さんと同じように僕も初めてカラパナ聞いた時、何これ?カッコいいって衝撃的でしたね」

後にカラパナのリーダーになるとは思いもしない時期の話でした。

オヤジとして嬉しい

佐野さんはカラパナの活動と並行し、中山美穂さんや安室奈美恵さんをプロデュース。矢沢永吉さんについてはライブツアーのベーシスト兼バンマス。
さらに2004年からは、EXILEのミュージックディレクターを担当し、EXILEファミリーからは「キャプテン」と呼ばれているそうです。

小堀「日本のミュージックシーンも、佐野さんがカラパナに入ってワールドワイドに活躍されてる、始めた頃に比べるとずいぶん違ってますでしょ?」

佐野「全然違いますね。レベルも高いですし、クリエイティブ。形にはまった音楽じゃなくて、若い人たちがスプレッドアウトしてるんで逆に刺激的です」

「日本のミュージックシーンもオリジナリティの時代になった」と続ける佐野さん。

佐野「失礼な意味じゃなくてアイドルとか、パピーな可愛らしい感じの曲だけじゃない。本当に意味のあるいい音楽が増えている。だからミュージシャンとして、オヤジとして嬉しいですよね」

アルバムにツアーも

話題は、再びカラパナでの活動に。

佐野「これからもこのカラパナ・ミュージックをやり続けたい、そして若い世代にも伝えたい。だから昔、今、未来でタイムレス。この ヴォヤージ (航海)は終わらない」

23日リリースのカラパナ50周年記念ベストアルバム『Timeless Voyage』ににはお馴染みの曲をリマスタリングしただけではなく、新録音した5曲を追加。

ライブではクラシックとなった昔のヒット曲から新しい曲まで演奏し、観客も3世代に渡るとか。
8月終わりから9月頭には東京、神戸、名古屋を回るツアーも行なわれます。

聞きたい曲は全部やる

小堀「歴史のあるバンドは、昔の曲を演奏したがらないこともあるけど、ファンは前のも好きなんです」

佐野「僕たちもそう。ポール・マッカートニーを見に行ったらビートルズの曲も聞きたい」

小堀「ウイングスもソロもいいけど、結局、みなさん立ち上がるのが『ヘイ・ジュード』とかね」

佐野「ファンに聞いていただくのが俺たちの仕事です。だから皆さんが聞きたい曲を全部やります」

昔からのファンも、これから聞いてみたいという方も、カラパナのライブに短パンとアロハで出かけてみては? 
(尾関)
 

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