勝ち星チームトップの中日・松葉貴大投手。武器は意外なアレ

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、野球実況を担当している光山雄一朗アナウンサーが独自の取材をもとに中日ドラゴンズ情報を紹介しています。6月2日の放送で取り上げたのは松葉貴大投手。好投している松葉投手の今の武器とは一体なんでしょうか。聞き手は三浦優奈です。
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6月1日の読売ジャイアンツ戦では勝ちこそつかなかったものの、7回101球、被安打3の1失点という好投。
試合後、光山が本人に取材をしました。
ここまで5勝でチームトップの勝ち星に関して聞くと、松葉投手は「勝ち負けに関しては援護との兼ね合いもあるし、白星はあくまで結果なんです」と返答。
それよりもチームで最もイニング数を投げていることに自信を持っており、またやりがいを感じているそうです。
ここまで65イニングとチームトップで、リーグ4位の数字です。
昨シーズンまでは5回で降板することがほとんどで、これが定時退社する様子に似ていることから「松葉課長」という愛称で呼ばれていました。
実際に去年の平均投球回数は5.5回。しかし今年は6.5回と増えており、残業続きの松葉投手です。
監督との信頼の積み重ね
長くイニングを任されていることについて松葉投手は「もう1イニング監督に任せてもらった時に、投げさせてよかったと思えてもらえるピッチングができている」と自信をのぞかせました。
監督との信頼の積み重ねができているようで、ヒーローインタビューでも「7回も投げたい」という視線を監督に送っていたと話していました。
昨年はチャンスをもらっても打たれたり、ピンチを迎えてマウンドを降りることが多かった松葉投手。
今年はゼロに抑えている姿を見せることで、より長くイニングを任されるようになりました。
三浦「信頼を裏切らないというね。その結果出しているからこそのイニング数。素晴らしい」
今の松葉投手の武器とは
昨シーズンよりも抑えられている理由は一体なんでしょうか?
松葉投手の球速は速いわけではなく、むしろストレートの平均球速は去年に比べて下がっています。
しかし、これがいま大きな武器になっているとか。
ストレートの平均球速が下がったことにより、他の変化球の速度に近づいています。
変化球を投げた場合、バッターとしては直前までストレートが来ているように見えるため、惑わされやすいそう。
そのため、速度の低下がひとつの武器となっています。
ちなみにヒーローインタビューでは「交流戦優勝するぞ」と意気込んだ松葉投手ですが、嵐の「感謝カンゲキ雨嵐」を登場曲にするほどの嵐ファンで、活動終了のニュースにショックを受けたとか。
しかし「だから僕が嵐をドームで流し続けて忘れさせないようにします」と話したそうです。
光山「ということはですよ、来年以降も松葉投手がどんどんマウンドに立って活躍する姿が見られる」
絶好調の松葉投手、まずは交流戦優勝を果たしファンを「カンゲキ」させてくれるはずです。
(ランチョンマット先輩)
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