中日OB・中村武志が提言!「4番を固定。長打を求めない」

韓国プロ野球の起亜タイガースでコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんが、5月26日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に電話出演しました。ドラゴンズの打線を奮起させる方法について、大谷ノブ彦(ダイノジ)と加藤里奈を交えて提案します。
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まずは中村さんが所属する起亜タイガースの話題から。
チームの調子が上がってこないようで、5月26日現在、10チーム中8位。
中村「トラがキャットになってる感じです」
サードの主力選手が怪我から復活。しかしセカンドの主力ベテラン選手が怪我で離脱。開幕から15人ぐらいの選手が、ケガして治っての繰り返しだとか。
一方ドラゴンズもドタバタ。25日に一軍登録されたばかりの松木平優太投手が、26日には登録抹消。この件に関してはリスナーから投稿が寄せられました。
「松木平投手の件ですが、昨日、松山(晋也)投手がベンチ外。清水(達也)投手が3連投となるので緊急事態に備えた登録だとリポーターが言ってましたよ」(Aさん)
大谷「ということは、そもそもまだ一軍の実力じゃないってことかな?」
中村「予備の登録はありえることですよね」
四番に長打はいらない?
リスナーからこんな素朴な疑問も。
「ドラゴンズの貧打の原因って、打撃投手の球速が他球団より遅いとか、球質が軽すぎるとかはないんでしょうか?練習の飛距離が本番に出ないのはなぜですか?」(Bさん)
中村「正直、バッティング投手はあんまり関係ないです」
いよいよ交流戦。その前にドラゴンズの打線を奮起させるには、メンバーを固定した方がいいと言う中村さん。今は基本的に日替わりです。
中村「1、2、3番はしっかりしてるので、4番に長打力を求めずに上林君でもいいと思うんですよね」
大谷「僕も4番上林は大賛成ですね」
令和の四番打者とは?
中村さん曰く、打順を固定することで生まれる良い作用は、選手のメンタルが落ち着くことだそうです。今日出るのか?明日は出られるのか?という余計な考えがなくなるといいます。
25日の阪神タイガース戦では怪我から代打で復帰した福永裕基選手がいきなり二塁打。残念ながら28日には左手関節骨折で離脱。
一軍の出入りが激しいドラゴンズ。ここで加藤が質問。
加藤「さっき1、2、3番はしっかりしてると話されていて、福永選手や村松(開人)選手が戻ってきたら何番がいい?」
中村「みんないっぺんには出れないですよね」
中村さんの答えに大谷と加藤は大きく納得。
中村「だから誰を外すかが、大きな問題になりますよね」
福永選手が出るなら4番でもいいと言う中村さん。
中村「我々の時代は長打のあるバッターが4番に入ってましたけど、もうそれはいいんじゃないですかね」
囁き戦術は有効?
「デッドボールが得意だった元広島の捕手の方の話。キャッチャーだったその方はバッターと会話をしたという話を聞きました。武志さんも現役時代、バッターに話しかけてましたか?」(Cさん)
中村「我々のチームはご存知のように、球場に入ると誰とも口を聞いたらダメだったので」
熱血、星野仙一監督時代は相手チームと会話をしようものなら「何やっとんじゃ!」と大変なことになったそうです。
中村「僕は、それが誰かはわかんないんですけど、やっぱり気になりますよ」
大谷「こんなもんT川光男さんしかいないでしょ」
ほぼ名前を言う大谷。T川さんは、その日に食べた食事の内容まで知っていたそうです。
中村「何でこの人知ってるのかなと思いましたよね」
バッターが集中力を欠いたところへ球がズバッと来てしまうとか。話しかけて来るキャッチャーでは野村克也さんの「ささやき戦術」が有名です。
中村「ベテランのキャッチャーだと周りが見えてるので、そういう戦術が使えるんですよね。僕は10年過ぎてから多少話せるようになりましたが、あんまり効果はなかったですけどね」
(尾関)
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