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野球観戦中に、後ろの席からこんな会話が聞こえてきたらどうする?

野球観戦中に、後ろの席からこんな会話が聞こえてきたらどうする?

5月19日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、大谷ノブ彦(ダイノジ)と加藤里奈が、互いに野球に対する思いを語りました。大谷は、地方の野球少年にとっての地方開催を。加藤は観戦中に聞こえてきた後ろの席の会話について大いに語りました。

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地方球場の思い出

4本のホームランで読売ジャイアンツに快勝した5月18日。
一方、蒲郡球場(愛知県蒲郡市)では二軍の阪神タイガース戦が開催され、こちらもドラゴンズが勝利。
リスナーから寄せられた地方球場の思い出のおたよりです。

「亡き母が晩年、体力的にドーム観戦に出かけるのが難しくなってから、実家から車で15分ぐらいの距離にある蒲郡球場へ、何度か連れて行っていました」(Aさん)

普段はテレビ観戦が中心だったそうですが、やはり生で見るのは大違い。

「二軍戦とはいえ、昔のように目の前でプロ野球の試合を観戦できることをとても喜んでいたことを思い出します」(Aさん)

大谷「僕は地方開催大賛成!一軍でもやるべきだと思います」

野球少年は忘れない

大谷の出身地・大分県には年に1回だけプロ野球の試合が来たそうです。「こどもの頃観た試合は一生忘れない」と言います。

大谷「中日対広島戦、今でも覚えてる。大島康徳さんが決勝ホームラン打った。大分出身の人が大分で決勝ホームラン打つんだってことにびっくりして帰りました」

ちなみに大分には広島東洋カープがよく訪れたそうです。広島対大洋戦で迷子になった話も語られました。

1986年から1990年、横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)にカルロス・ポンセ選手という助っ人がいました。
口ひげを生やしていて、その頃ブームだったゲーム「スーパーマリオブラザース」のマリオに似ていました。

球場で迷子になった大谷は、なんと選手のシャワー室に入ってしまったそうです。なんと、そこで全裸のポンセ選手と遭遇。

大谷「僕、お父さんがいなかったから、初めて大人の男の裸をまじまじと見たのがポンセなんです。顔もマリオだけど下もマリオなんだと思ってさ(笑)。小学生の時にね。あれ一生忘れない」

それ以来、大谷少年はポンセのファンになったそうです。

球場の風景とセット

大谷「毎年のように行ってたなあ。地方の子なんて、年に1試合だから絶対忘れられないんだよ。母ちゃんと試合前に焼肉ランチ食べたとか、そんなんも覚えてるの」

大谷は、広島対巨人戦を観戦しに行った時に、母から衝撃的な言葉を聞かされたそうです。

当時、広島では俊足でイケメンの高橋慶彦さんがスター選手でした。野球選手で、シングルレコードだけでなくLPレコードまで出すほどの人気ぶり。

大谷の母は高橋選手を好きだと言っていたそうですが、巨人戦観戦中、こっそり耳元で「ゴメン、中畑(清)の方が好きかもしれん。私、明るい人好きや」と言われたそうです。

大谷「それも球場の風景とセットで覚えてるのよ」

大谷少年は「母ちゃんがカープファンやなくなるんや。ジャイアンツだけは好きになって欲しくなかった」と真面目に頭を抱えたそうです。

大谷「たぶん豊橋でも蒲郡でも、そういう少年がいたと思うよ」

後ろの席の会話

加藤「私、この間観てた時、後ろが小学校ぐらいの少年だったんですよ」

加藤は後ろの席から聞こえてきた親子の会話に心を奪われたそうです。

「じゃあお父さん、明日仕事だから、そろそろ帰ろうかな」との父に、「え?」と言う少年。
さらに父が「泣くなよお前。いつも試合で泣かないのに。じゃあ最後までいるか」と続けたそう。

加藤「私の後ろの少年、泣いたんかい。それぐらい最後まで観たいんだね、と思いました」

大谷「会話が聞こえてくるのたまらんね。そんなん聞こえてきたらジュースとビール奢ってやりたいわ」

結局、親子はそのまま見ることに。負けていたドラゴンズは、点を返し始めたそうです。

すると後ろから聞こえてきたのは「同点まで行ったらどうする?最後まで観てく?」との少年の声。

加藤「さっき泣いとったやろうが!もうテンション上がっちゃってんじゃん(笑)。可愛かったなあ」

大谷「野球っていいな」

グッときちゃう

また大谷は、ひとり親家庭の親子を招待する「大野雄大招待プロジェクト」、交通遺児らを招待する「柳裕也招待プロジェクト」にも言及。

大谷「ああいうのは本当に素晴らしい。自分がそうだったからさ。あれだけでもグッときちゃうのよね。優しい選手ばっかですわ。必ず神様は見ております」

ドラフト1位入団で2年目の草加勝投手も一軍で活躍するようになった時に叶えたい夢として、母子家庭を招待する「草加プロジェクト」があるそうです。

ポンセに神様まで飛び出した大谷ノブ彦の話と、加藤里奈のほっこり話でした。 
(尾関)
 

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