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パン屋の倒産が減少、個人株主増加…米の影響ここにも?

パン屋の倒産が減少、個人株主増加…米の影響ここにも?

高級食パンブームが落ち着き倒産件数が増加していたパン屋ですが、今年に入り倒産が急減しているそうです。その理由とは何でしょうか?5月13日の『CBCラジオ #プラス!』では、産経新聞の記事を基に、光山雄一朗アナウンサーと山本衿奈がこの話題を取り上げました。

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倒産件数激減の理由は米!?

2018年に高級パン嗜好が高まり、パン屋が続々とオープンしました。
しかし競争が激しくなった2020年で倒産件数が増加。
原料である小麦の価格が上がったり、電気とガスの料金が値上げしたこともあり、その後も倒産件数は高止まりを続けます。

しかし今年に入り、倒産件数は急減しているといいます。
理由のひとつとして、小麦の価格が落ち着きを見せていることが挙げられるとのこと。
また、パンのライバルともいえる米の価格が昨年以降上がっていることも影響しています。  

山本も光山も、米が値上がりしているからパスタやパンを食べる機会が増えたように、消費者も主食を米からパンへ移行している割合が多いと見られます。

記事によると、パン1枚は約35円、お米茶碗一杯は約50円です。
家族3人で朝食をそれぞれ1ヶ月食べ続けると、パンの方が1,350円ほど安くなります。
パンの需要が増えていることが、倒産件数の減少に繋がっているようです。

米目当てで個人株主に

光山「米に関しても興味深い記事がありました」

株主優待として米を送っているサカイ引越センターの株を購入している個人株主が増えているそうです。
2024年3月末の時点では約1万9000人だった個人株主が、2025年3月末には3万1000人と6割も増加しました。

サカイ引越センターにとっては嬉しい一方で、米の調達費と送料で費用がかさんだようです。

「コストもですがお米を集めるのに苦労した」

会見ではこのように言及しました。
また担当者は「個人株主を大切にはしていますが、このままだとこのような株主優待を続けられるかわからない」と継続の困難さに触れました。

米が18週ぶりに値下がりしたといえども、去年と同じ時期に比べると価格は2倍近くのまま。
長く日本の食卓を支えてきた米の値上がりは、これからも様々なものに影響を与えそうです。
(ランチョンマット先輩)
 

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